netkeibaのPOGダービー、初めてやるんだけど、こんな10頭を取ってみました。
POGというのを知ったのは90年代だったけど、やれる仲間もいなければ、未出走馬の情報なんて紙ベースでどうやって入手できるかもわからんかったしなあ。
グロリアスアポイ
いきなりロマン枠。
父グロリアスノア。2019年から産駒がデビューしてるけど、19年1頭、20年2頭、そして21年組はこのグロリアスアポイ一頭だけというマイナー種牡馬。
本人の競走成績も、ダート戦線でトップにはなれなかった、という感じ。根岸Sや武蔵野Sを人気薄で勝ち、2009年ジャパンダートダービー4着、2010年ジャパンカップダートでトランセンドのクビ差2着。
2010年に活躍した馬の初年度産駒が19年デビュー、えらく開いてるけど、10年JCダートのあと3年休んで13年プロキオンSで惨敗、また2年半休んで16年ポルックスSで惨敗して引退したみたい。辻牧場という日高の老舗牧場で種牡馬入り。
そんな種牡馬の何が面白いって、過去の産駒が3頭とも勝ち上がってる。おかげで去年は種付け頭数もちょい増えたとか。
年齢的にこれから産駒が大駆けする可能性はないに等しいとは思うけど、勝ち上がり率100%が続いていったら小気味良いものがある。
母方の近親にも大物がいるわけじゃないけど、兄姉が8頭いて5頭は勝鞍あり。中央3勝のサウンドマジック、地方6勝のウラカンが頑張った。これまた勝ち上がり率がいい。
でまあこれは「私の夢」なんだけど、夢だけで埋めるとロマンがすぎるので、次からちゃんと勝ちそうな気がする馬に。気がするだけだけど。
他のロマン枠候補は、テイエムオペラオーの最後の仔・テイエムヨカオゴの2019(テイエムヒッサーロになるらしい)、あのステイゴールドの後継種牡馬の二世を名乗るジュンツバサニセイ、とりあえず血統表を見るべしのディスグラースの2019がいた。
オーバーレイの2019
父ショウナンカンプ。2020年3月に死んでしまったから、2019年生まれがラストクロップ。
テスコボーイ→サクラユタカオー→サクラバクシンオー→ショウナンカンプ&ビッグアーサーと、日本伝統の短距離サイアーラインも、ショウナンカンプの次がない。牡馬で一番活躍したショウナンアチーヴも誘導馬になった。
母方は社台ファームの馬で、曾祖母がヒシアマゾン。まあヒシアマゾンの子孫はそれほど走ってる感じじゃないけど、社台があえてショウナンカンプを選んでるのもなんか理由があるんかもしれない。
千葉サラブレッドセールで5060万円となかなかの高値で買われていて、プロが見ても走りそうな馬らしいので、他力本願だけどそれもあてにしてみる。
なんとかGI勝って種牡馬入りしてほしいところね。
グットディール
父ビッグアーサー。これもサクラバクシンオーの牡系。
ビッグアーサー産駒は今年からだけど、netkeibaでは110頭も登録されている。バクシンオーの後継が出るならこっちからかなあ。
母方の近親にはフサイチエアデールとかベラージオ(トパーズS)がいる。
これもセリで5000万円ちょっと。
デビューも早い予定だし、まっとうに取れる馬と思う。NHKマイルカップまで突っ走れば理想。
ハニーチャイル
父ビッグアーサー。
母の父タイキシャトル、母の母の父Green Desert(シンコウフォレストの父)とコテコテのスプリンター血統がいい感じに思うので。
母ティファニーケイス自身も、1200mでなかなか走って4勝。
短距離で走った牝馬には、スタミナを足すために中長距離種牡馬をつけるのがセオリーっぽいけど、どスプリンター血統というのも夢があるように思う。
いや、過去の大スプリンターも、父はスプリンターだけど、母の父はスタミナありそうな競走馬とか本人マイラーだけど産駒は距離いける種牡馬とか、そういうパターンが多いけどもね……。
ティノの2019
これも父ビッグアーサーから、スプリンター血統のよさそうなやつ。
母方は遡るとサワーオレンジで、重賞勝馬もそこそこ出てるファミリー。
オークス馬シャダイアイバーを生んで、その子にもガレオンとかブラウンアイボリーあたりのまずまずの子がいる。
新潟記念を勝ったダイナオレンジからも、4歳牝馬特別のセンターライジングが出てる。ティノはダイナオレンジの孫ね。
ティノの父はヘクタープロテクター、産駒の仕上がりが早くてマイルくらいで結構走った種牡馬だった。まあサンデーサイレンスに巻き込まれて消えちゃったけれど。
まあビッグアーサーの方がデビュー遅れまくった馬だから、仕上がり早いかはわからんけれど、そこは母の父から継いでくれないかな。
ティグル
父ドゥラメンテ・母カワカミプリンセスと気性の悪そうな配合。
カワカミプリンセスの産駒も案外走ってないけれど、ここらで化けないかなあ。
マイネルメサイア
オークスを勝ったばかりのユーバーレーベンとそっくりな配合、父ゴールドシップ、母の父ロージズインメイ、母の母の父ブライアンズタイム。同じラフィアンのクラブ馬で、同じ手塚貴久厩舎へ。
ゴルシが非社台種牡馬の星になりそうで、200万円とリーズナブルな種付け料で、2021年6月6日現在の種牡馬リーディング14位(まだ初年度産駒が3歳)、アーニングインデックスも1.55と高い。競走であれだけ暴れた上に、種牡馬入りしても場を荒らし回ったら面白すぎるので、ぜひそうなってほしい。
キントリヒ
ゴールドシップのもう一頭の活躍産駒ウインキートスと同じような配合があるかな、とチェックしてみると、父ゴルシ、母の父ボストンハーバーのこの馬が出てきた。
半姉クロコスミア(父ステイゴールド)が府中牝馬Sを勝ってエリザベス女王杯も2着した活躍馬というのも面白い。
そして芦毛の牡馬。ドイツ語で無邪気という意味の名前をつけられてるあたり、そーゆー性格してたらなお面白い。
アグリ
父CaravaggioはアイルランドとイギリスのスプリントGIを2勝してる快速馬で、アイルランドとオーストラリアのシャトル種牡馬をやってる。200頭以上つけてる人気。
母オールドタイムワルツは特に仮着馬じゃないみたい。母の父ウォーフロントは、GIこそ勝てなかったけど種牡馬入りして大化け、スプリンターも中距離馬も、続々GI馬を出しまくってる。
良血だし、何より私は画家のカラヴァッジオが好きなの。
セトノダイヤモンド
ひと枠余っちゃってたからネタを入れる。
父ネオユニヴァース、母の父は凱旋門賞馬のバゴとなると、案外良血にも思う……んだけど、ネオユニヴァースもさすがにいい年だし、サイアーランキングもだいぶ落ちてるしなあ。
netkeibaの掲示板で、キンシャチノキセキの方がウケてるのにこっちはスルーだったから、こっち。