docomoのガラケーSIMをXi契約に変えたところ、1円でいいからというので貰われてきたGalaxy A20 (日本名 SC-02M)、運用開始したのでちょっとレビュー的なやつ。
前回使っていたのがASUS Zenfone Max m1なので、その比較を交えて。
2018年2月のローエンド(2万円クラス)から、2019年11月のローエンド機(2万円クラス)への乗り換えなんで、まあスマホにコストかけない人にはありがちな流れになったかも。
- 私のスマホ利用状況について
- 買い足したアクセサリ
- 性能面について
- メモリー管理が優秀というかまともというか
- カメラについて
- 防水防塵について
- 指紋認証ほか機能面について
- 通信関係
- Galaxy標準アプリについて
私のスマホ利用状況について
- 重いゲームは遊んでない
- スマホ持ち始めて以来ずっとローエンド端末使ってるけど、普段の利用でスペック不足で遅いと感じたことはない
- ローエンドを1年位ですぐ乗り換える運用
- 位置ゲーム(ステーションメモリーズ)をやるので、GPSのキャッチが早くないとダメ
- ほかはブラウザとGoogleニュースとTwitterとLINEとGmailくらいがあればよし
- 手は大きいが、大型モデルがほしいという嗜好はない
買い足したアクセサリ
一応保護ガラス。
ただ、表示領域よりごくわずかに小さい。曲面ガラスだから仕方ないのかもだけど。
もう何でも曲面ガラスになっちゃってるけど、これに何の意味があるのかずっとわからん。平面のほうがメリット多いと思うけどなあ。
一応、Zenfone Max m1の時は、親指の付け根が画面端に触れて誤操作するのが頻発していて、シェルつけてもなお起きていた。今回のGalaxyに下のシェルだと、それは少ない気がする。
フラットな画面だった時は、親指の付け根が触れるなんてことなかったけどな。
シェルはこれをつけた。私は落とさない自信がないから必ずつける。
性能面について
Snapdragon 430から、Exynos 7884BにSoCが変わった。
Snapdragon 430って結構古いSoCで、初出月2016年末くらい(Zenfone 3 Laserとか)だから、2018年2月のZenfone Max m1は、発売時点からかなりレトロなの使ってることになる。
逆にExynos 7884Bは、このGalaxy A20とともに2019年末が日本初出だから、ローエンドなりに新しいモデル。
実質3年ほどの差があるので、ローエンドといっても実に2倍くらいベンチマークスコアが違う。
が、まあ、私にとってはどっちでも特に、使った感じは変わらない。ゲームやると違うと思うけど。
画面は、Galaxyといっても有機ELじゃなく液晶。
解像度も、Zenfone Max m1が1440x720、Galaxy A20は1560x720。ただ、Galaxy A20は操作ボタンが常時表示、Zenfone Max m1は引っ込めることができるので、実質的な表示域はほぼ変わらない。
物理的なサイズも、若干Galaxy A20が縦長だけど、まあ似たようなもの。
もちろん見え具合に文句などない。
バッテリーについては、Zenfone Max m1が4000mAhの大容量バッテリーモデルだったので、Galaxy A20は3000mAhと3/4になる。
けれどまあ、私はZenfone Max m1をバッテリーいたわりモード的なやつ(80%か90%で充電が止まる)で使ってたので、実容量はあまり変わらない。
どちらも、一日使っても30%くらいは平気で残ってる。ここは便利。
充電に関しては、USB-PD(15Wか27Wか?)には対応してるらしいけど、手元に環境がない。
手元の充電器だと、多分5W/2Aの充電になってるけど、別にそれで困るほど遅くもない。
驚いたのは、docomo売りのローエンド端末だというのに、USB充電器もケーブルも付属してこない。大丈夫?
メモリー管理が優秀というかまともというか
メモリーは3GBで、前と変わらないんだけど、使用感が違う。
Zenfone Max m1は、標準の電源管理アプリ(消せない)が、やたらとバックグラウンドタスクを電池の無駄だと殺しに行く傾向があった。殺さないようにする設定らしいのがあるけど、やっても殺される。
ステーションメモリーズを背後に回して、ちょっとTwitterやブラウザを使うと、すぐ駅メモのタスクが死んでてイチから起動する。鬱陶しいしプレイに支障がある。
Galaxy A20だと、そこまで積極的にタスクを切らないみたいで、かなり他のアプリを多数開かなければ駅メモが死なない。
というか、Zenfoneの動作の方が、空きメモリ確保に血道を上げすぎて、事実上搭載メモリが少ないのと同じような状態だったような……。
その分、ホームに戻らずに何時間も使ってると、ホームボタン押した途端に画面がブラックアウト、長々と待たされてランチャーが再起動する、なんて動作もあり。
使ってないならランチャーアプリでもタスクを切ってしまう動作らしい。
カメラについて
500円は嬉しい西九条ガードした。 pic.twitter.com/aAMOEizWHO
— 無謀庵風流記 (@Mubouan) 2020年8月7日
これがGalaxy A20で撮った写真だけれど、標準カメラアプリでホワイトバランスも触れるし、まあまあ無難に見栄えする写真が撮れる感じ。やや手動でWBを赤みに寄せたが、AWBでそうおかしな色ではなかった。
画角は換算27mmでF1.9のレンズらしい。手ブレ補正なんかないと思うけど、レンズが明るいおかげか、ガード下の窓がない暗い飲み屋のランチがブレずに撮れた。
今時にしては画素数が少なくて、良いカメラモジュールってこともなかろうけど、写りは思ったよりは良いな。
サムスンも一度はデジカメ参入してミラーレス一眼出してたし、多少はノウハウもあるんかもしれん。
標準のカメラアプリでも必要最低限の機能はあったけど、Open Cameraを入れて使うことにした。
標準アプリだと電子水準器がなかったの。私は水平出てない写真が嫌いなのに水平出すのが下手なの。Open Cameraなら自動水平補正までできるぞ。
Open Cameraの弱点は、どうも複眼カメラに対応してないみたいで、Zenfone Max m1で使ってたときはワイドカメラ側に切り替えられなかった。Galaxy A20は今時単眼だから困らない。
防水防塵について
Zenfone Max m1は防水なしなんだけど、どうもズボンのポケットに突っ込んだまま肉体労働して汗を浴びたときに、ちょっと浸水したっぽくて変な動作をしたことがあった。
Galaxy A20は、IPX5/8の防水とIP6Xの防塵があるとのこと。
IPX5なら、どの方向からでも噴流水から防御される(強力なジェット噴流まで耐えるとIPX6)。IPX8なら、水没させても大丈夫。
IP6Xの防塵は、粉塵侵入を完全に防護している。
まあ水中で使ったりしないが、事故防止には役立ちそう。
そもそもGalaxy A20を持つに至った原因が、使ってたガラケーを水没故障させちゃったことだったし。
指紋認証ほか機能面について
Zenfone Max m1にあった指紋センサーがなくなったので、Galaxy A20では顔認証を使ってみた。
結果、まあまあ認識はする。7割くらい。時間は1~2秒くらいかなあ。もっとかかってたら大抵ダメっぽい。
最近はマスクしてなきゃならなくて、使えないシーンが多いんだけれども。
指紋認証はある方が便利だなあ。
他の機能面で、Zenfone Max m1にあってGalaxy A20にないのは、電子コンパス。
ポケモンGOが流行ってた時期だとコンパス必須みたいになってたけど、一段落したら消えちゃったな。
他にDSDSもできなくなったけど、これは後述……というか、「SIMは1枚しか入らない」というだけ。
Galaxy A20にあるのは、NFC。
まあ無くてもいいっちゃいいけど、たまーにゲームセンターでBeatmania遊ぶときに使う。月に一度も行かないけれども。
おサイフケータイとして、ちゃんとキャリアのサービスを利用していけばいいんだけどもね。ちょっと使い方を模索してみるか。
通信関係
Zenfone Max m1が、2018年モデルとしても意外なことに、WiFiが2.4GHzにしか対応しなかった。
Galaxy A20はもちろん5GHzにも対応して、通信速度が上がってる。
私の環境だと、これはRICOH THETA Vからのデータ転送速度に影響する。他だと体感ではさっぱりわからんけどな。
WiFiに関して、今回はdocomo回線の高い使用量をできるだけ減らしたいので、d Wi-Fiを使うようにした。駅とか結構飛んでて、なかなか使い物になる。
で、Galaxy A20は、切れてしまったWiFiをすぐに諦めて切断して、4G回線に接続を戻してくれる。
Zenfone Max m1は、どうも全然通信しないWiFiをやけに長く握り続ける傾向にあった。過去にZenfoneを3台使ってるけど、どれもそういう傾向。
d Wi-Fiだと、電車に乗ってたら駅に着いたときに接続できて、発車すると切れる、なんてのがよくある。これでZenfoneみたいに長々と粘られると、かなり使用感が厳しくなる。
セルラー回線の方は、どちらも別に何の問題もなく使える。当たり前。
SIMフリースマホとして広く売られていたZenfone Max m1はDSDS (SIM2枚挿し)に対応してたけど、Galaxy A20はSIM1枚だけ。私は重視するポイントではないけれど、必要な人は要注意。
Galaxy標準アプリについて
標準のランチャーはどうにも操作性が気に入らなかったので、Microsoft Launcherを入れた。
これは慣れの問題と思うから、Galaxyの標準ランチャーが悪いのかはわからない。
Galaxy Global Goalsっていう、貧困や環境問題について寄付をしたりできるアプリがある。寄付はUNDPを通してのもの。
私は直接現金を投げるには自分が貧困すぎるのだけど、ロック画面や充電中の画面に社会問題についての広告を表示して、それに応じて寄付のためのクレジットを得ることもできる、とのこと。
私は意識が高いので、こういうのは入れている。
他、S Healthなる歩数計などの健康管理アプリが入っていて、これはなかなか使えそう。
食事記録機能もあって、カロリーなど算出してくれる。まあ当然手動入力で、めんどくさくなるから一週間くらいしか続かんかったのだけど、一週間やったら自分がいかにビタミン不足で塩分過多な食生活なのかを思い知らされるね。うん。
これは他社のスマホにもインストールできるっぽい。
他に、Galaxy Notesとかのメモアプリとかもあるけど、これはもう他のを使ってるしなあ。Galaxy以外に乗り換えると使えなくなりそうなのはちょっとやだな。
Galaxy Storeなるものもあるけど、やはりGalaxy以外に乗り換えると使えなくなりそうなストアはちょっと使い難い。