堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

枝野幸男を見てきた

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 雨が続く中で、ちょうど小止みの金曜日。日曜は台風みたいだし不在者投票行っとこうかなあ、と思ったら、枝野幸男来阪の報あり。

 今回も妙な選挙になったもんだけど、今、枝野幸男は見ておくべき人かと思い、足を運んでみることにした。

 

 はてブロに直接貼るよりTwitterのほうが大きい写真にできるから、ツイートを貼り付けておく。

 

 天満駅前、1時10分ごろに着いてしまったら流石に早すぎてマスコミしかいない。
 30分ほど喫茶店で待ったら、青い服のボランティアの人たちも交通整理を始め、またマスコミや観衆も集まってきていた。

 枝野さんは鹿児島で演説してから伊丹に飛んできてここで、というえらいスケジュール。登場前にまず辻元清美のスピーチから。

 辻元さんは昔から何度も酷いデマ流されてるもんで、観客から変なヤジとか出ないかと少し心配してたけど、そうでもなかった。

 

 横から見るとちょっと猫背なんだなと思ったのだけど、前から見ると身を乗り出してるような感じになるのがいいのかもしれない。

 

 上記に続けて、「立憲民主党を作ったのはあなたなんです。あなたが作った政党が立憲民主党。わたくし枝野幸男の背中を押してくださったみなさんが作った政党です。だから、選挙、お願いしますという、それ自体が上からの民主主義だったような気がします。選挙の主役は皆さんです。だから、私たちと一緒に、日本の民主主義の明日のために、そして皆さんの暮らしの明日のために、私たちと一緒に戦いませんか皆さん」。

 演説巧者だとは聞いてたんだけど、なるほど。
 もちろん今の自民党政権への批判もするけど、あるべき姿はこうだろうと訴えながらのものであって、真面目で品がある話しぶりだった。それをやった上で、上のように心を掴みに来る。上手い。

 

 続いて天神橋筋商店街の練り歩き。(ツイートの「1枚目」は間違いで、2枚目)

 枝野さん、すれ違う人を捕まえ、お店にも何度も入って仲間で声掛け、信号待ちがあればマスコミと話す時間を作りと、誰にでもサービスし続ける。

 

 

 政策とかの良し悪しは私は大したこと語れそうにないので、印象論を言うに留めるんだけれど。
 政党が、どっち向いて政治をやってるのかな、と思うと、こっち向いてくれてるのは立憲民主党だな、とは思う。
 自民党は、まあ昔から政権与党やってるからそうなるんだろうけど、経団連とかの大きな組織を見てる感じで、あまり民草ひとりひとり見ようという感じはしない。
 公明党は支持母体と、最近は自民党ばかり見てる感じ。
 希望の党は、なんか小池百合子は自分しか見てなくて、他の人は小池百合子しか見てないというか。
 民進党前原代表も、なんか自民党の対抗勢力を作るという目的しか見えてなかったんじゃなかろうか。
 共産党はどうも、党中央は民草を見るように指示するけど、ひとりひとりは党中央を見て指示通りにしている感じがしちゃう。

 別に自民党みたいに人々をまとめる大きな組織を見て働くのは悪いということでもないんだけれど。
 ただ、枝野さんが「あなたの政党だ」という立憲民主党が、それを選挙用のフレーズに感じさせないのは、民主党解党かという無茶苦茶な事態を受けて、一番誠実な態度通してた人たちだからかなとは思う。