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堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

雑談日記 中国語カラオケ

今週のお題「カラオケの十八番」

 どうも感性が摩滅している気がするので、脳トレ的なもののつもりで、はてブロのお題機能に乗ってみようと思う。

 

郭富城「唱這歌」

 二度ばかり、中国のひとを交えてカラオケをしたことがあった。

 

 中国人とカラオケするなら、向こうでも有名な日本の歌を入れてみようかな、と、事前に調べてチェックしておいた。

 私は20年来の中島みゆきファンだけれど、中島みゆきはアジアでもよくカバーされる。あちらでは誰でも知ってるらしい「容易受傷的女人」は「ルージュ」だし、「時代」もそのままのタイトル。

 

 しかし、日本語で「ルージュ」とか「時代」「ホームにて」など、あちらでも知られているらしい曲を歌ってみても、それほどのいいリアクションでもなかった。「知ってる知ってる、有名よ」っていうてくれるくらい。

 あちらはあちらで、中国で有名な日本の歌を入れてくれるのだけど、そうすると「ドラえもん」がきたりする。

 なるほど、逆になるとよくわかるけど、「中国では子供も大人もみんな知ってる」「へーあっちでも定番なんやー」って話すくらいしかできない。

 

 で、私は以前から、香港の郭富城(Aaron Kwok)のファンなもので、これは日本のカラオケにも入っている。

 郭富城との出会いはもう20年近く前。ペプシコーラのCMソングとしてヒットしていた「唱這歌」のミュージックビデオが、ザッピングしていたケーブルテレビのC-Pops専門チャンネルから飛び出してきて以来。

 「唱這歌」、カラオケで探したら入っていることに気付いて、大抵は歌う持ち歌になった。

 

 中国人の前で歌った「唱這歌」は、非常にウケた。

 やはり「日本人が日本で、中国の歌を中国語で歌う」というのはなかなか珍しいらしい。

 自分が外国に行ってカラオケして、その国のひとが日本の歌を入れて日本語で歌ってくれたら、「日本好きなのか」とか「それを知ってるとは通だな」とか、色々嬉しくもなろうからなあ。

 

 中国語といっても、日本のカラオケだと、歌詞にカタカナのふりがながつく。うろ覚えの歌だと苦しいけど、聴き込んでる歌なら中国語知らなくてもなんとかなる。私は中国語できない。

 日本人のあやしいカタカナ中国語になるけど、別にそれで笑われたりもしないだろう。そもそも郭富城自身が香港人だから、北京語で歌うと結構訛ってるらしいし。

 

 そういうわけで、この国際化の時代、一曲でも中国語の持ち歌を作っておけば披露する機会もあるかもしれないし、相手も面白がってくれる。

 中国の多くの歌手はバラードが中心だから、ふりがな読みながら歌うのも難しくない。郭富城は例外的にダンスミュージックが多い人で、ちょっと難しいかも。

 

C-Popsと海賊版

 かくいう私は先述の通り、「唱這歌」のミュージックビデオで一発でファンになっちゃったくらいで、チャイニーズポップスはやっぱりビデオを見たい。

 「唱這歌」、本当に最高なのだ。

 意味分からないセンスの衣装、ビシビシにキレてるダンス、きれいにシンクロしたマスゲーム的バックダンサー、雨の中を突っ走るカット、そしてアジア屈指級のイケメンである郭富城が、どこかエキゾチックなテクノに乗って歌って踊る。

 まあ、YouTubeにもアップされている。

 

 しかし、C-Popsに興味を持つと、どうしても海賊版の話はつきまとってくる。90年代にはすでに、「海賊版が多すぎて商売にならなくて、新しいCDが出せない」という話が聞こえていた。

 で、90年代には「香港四大天王」の一角として大人気だった郭富城も、21世紀にはCDのリリースがどんどん減って、ほとんどなくなった。まあそりゃ時間が過ぎれば人気が陰るのもあるだろうけれど。

 郭富城は、俳優業と、ものすごい衣装の豪華コンサート商売に切り替えてまだ活躍できてるみたいだけど、歌一本の人なんかどうなるんだろう。

 そういうところで、YouTubeまで現れてしまったら、これはもう大変だろうなあ、と思ってしまう。

 まあ、「唱這歌」のような20年も前の曲、今更不法アップであっても、絶版だろうから売上へのダメージも何もなかろうとも思うんだけれど。

 

おすすめ郭富城

 でまあ、観る手段のことはおいといて、アーロン・郭富城のおもしろカッコイイミュージックビデオをいくつか。

 

 まず「爆裂旋風」。

 タイトルからして爆裂なのだけど、「ベイブレード」のアニメが香港で放送された時に主題歌になった曲。

 日本語のコーラスが入るんだけど、それがなぜか「よいしょ よいしょ よいしょ ふわふわ」。明るい曲調の歌の中、稲光走る背景で飛んでくるベイブレードを避けたり、ベイブレードに乗ったりするアーロン。

 

 それから、日本でとっくに下火になってからなぜか香港でパラパラ映画が作られ、その主題歌として発射された「Para Para  Sakura」。

 やっぱり日本にゆかりがあるのに、「なんですか? さくら」とか「見に来い桜 Ah E Oh Come and Dance with Me」と、日英中の不思議マルチリンガルソングに。

 ダンスも、最初はやたら大量のダンサーを使っての公園群衆パラパラに始まり、でもどんどんズレていく。途中で、ただアーロンがカッコいいだけのカットや、街を突っ走るアーロンのカットなどが入るのも、これはお約束みたいなもの。

 

 私の愛する「唱這歌」もペプシCMソングなのだけど、ペプシ楽曲は他にも「活得好」というのがある。

 アーロンがペプシを飲んで、ペプシブルーの変な服と指ぬきグローブで踊り、そして翼の付いた鎧で空を舞ってバトルする。ちょっと説明不能だけど、頭の栓が抜けてる度合いでは抜群。

 比較的新しい曲なので、シンセの進歩で音作りはカッコよくなりつつ、映像技術も現代化してCGバリバリになってるんだけど、しかしそれでもアジア的な芯がブレない。なんか映像麻薬めいてる。

 

 カラオケで歌いやすい曲としては、「愛定你」がいい。

 あくまでアーロン的アジアンテイストを残したところに、スパニッシュ調を取り込んだ、なかなか普通にカッコいい一曲。アップテンポな割には早口にならないメロディで、日本人でも簡単。

 

 特に面白いのはこのあたりと思うけど、「衣装がおかしいアーロン」「なぜか街を突っ走るアーロン」「意味はよくわからないけどただカッコいいアーロン」といったものは大抵のビデオで見られる。

 日中友好の機会に備えて、一曲歌えるようになるまで聴き込むと、すっかり洗脳されることだろうと思う。