堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

最近アーカイブ全部見たVtuber (1) 理原ひなり

 周囲では自分だけのVtuberブーム、今のところ沈静化していない。
 なんせ自宅で仕事するおじさんなので、日がな一日動画流していられるので。

 

 

Vtuberの見方探し方 

 私は仕事しながら真っ昼間に聞いてることになるので、主に夜に行われるライブ配信とは時間が合わず、あまりリアルタイムで見ていない。
 たまたま起きてる時に始まったらそのまま見ることもあるけれど、やっててもスルーしてアーカイブされてから見ることもあるくらいで。

 しかもYoutubeしか見ない。回線がWiMAXだから、適当な画質を選んで通信量を削減できるYoutubeでないとまずくって。
 Mirrativとかでライブ配信があって、それがYoutubeアーカイブされなかったら諦める。

 あまり熱心な見方をしてるとはいえないかもしれない。
 いわゆる箱推しの人、にじさんじ全部見るとか、そういう人はそれこそライブ配信の時間がかぶったら二窓で両方見るらしいからなあ。

 

 で、前の記事で見てると紹介したのはすべて、今もチャンネル登録して新作が上がれば見る。幸い、飽きて外したというのはまだないのだけど、大体アーカイブは掘り終えてしまってもいる。
 見る動画が尽きたら、他に面白いVtuberがいないかとサーフする。

 適当に1本雑談配信とか見てみて、ピンときたらアーカイブを掘る。気に入ったら全部見る。そういうスタイルだもんで、あまり広く浅くとはいかない。

 まあ、私はそれこそ小さい頃から、漫画を読めば漫画家につき、小説を読めば作家につき、歌を聞けば歌手につく。富沢順ばっかり読む、大薮春彦ばっかり読む、中島みゆきばっかり聴く、そして10年20年変わらない。
 行動様式って変わらんもんで、気に入ったらアーカイブ全部掘ってしまうのも、変わらないやり方だ。

 

 で、最近全部掘ったのが、理原ひなりであった。

 

理原ひなり

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 最初に理原ひなりを知ったのは、なんか実にろくでもない動画であった。これ。

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 サムネイルでは伏せてあるんだけれど、ゲームのプレイ実況なのだ。閃乱カグラ
 相方に内容の説明なく閃乱カグラを勧められて実況配信してしまう、という実に酷い仕込みで、破滅的な配信になってしまった。

 最初はこんなのから入ったけれど、しかし、アーカイブを古い方から順に聞いてみると、実に良かった。何が良いかというと全部。

 

 動画はざっくり4系統、雑談系とゲーム実況、それから特徴的なのが、朝から15分でやる(けど大抵30分くらいに伸びる)料理ライブ配信と、こだわりのコーヒートーク

 どういう順番で見るのがいいかな。
 アーカイブ古い順にいくと、最初のが 「妖怪ふんどし女」を相方に説明なしに勧められて配信してしまってる実況動画。ふんどし女ネタはしばらく定着するので、押さえておくのがいいかと思う。

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 閃乱カグラとふんどし女の実況を押さえて、ひどい理原面を知ったら、雑談配信とかマシュマロ返し回をいくつか。それで平常理原面がわかる。

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 でもって、コーヒー回をチェック。これはきれいな理原なので、好みによってはきれいなコーヒー回から入ったほうがいいかもしれない。

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 逆にいきなりは避けたほうがいいと思うのは、誕生日コラボシリーズ。ある程度把握してからにするほうがよし。アーカイブ古い順からたどると20本目以降になるけど、それくらいで。
 あとゲーム実況は、ゲーム音痴なのでチュートリアルも終わらないとか、ホラーゲームを怖がりすぎて逃げ出して進まないとか、実況としては無茶苦茶になりがちなので、理原ひなり自体を面白がれるフェーズに入ってからのほうが楽しいかと。

 

 もう少しどういうキャラかを話しておくと。
 元気がよいというか、すごいでかいびゃーっとした声で喋ってよく音割れする。しかも結構口が悪くて、クソとか頭おかしいとかしょっちゅう口走る。このふたつが合わさって、なんともノーブレーキな勢いがある。
 大分県の子らしくて、時々方言が混じる。私は愛媛弁には馴染みがあるんだけれど、愛媛と大分は対岸だけあってかなり共通する響きがあって、和む。大分の地元ネタにやたらと食いつくのもいい。私みたいに地元が嫌いなのは不幸なことだからな。

 総じて屈託がないのがいい。
 ちと言葉が汚いことがあるのも、方言が混じるのも、窮屈な環境では笑われたりバカにされたりする要素になっちゃうから、多くの人は出してしまわないように心理的防御を構えてるものだ。
 そういう防御が薄くて、なんとものびのび育ってきた感じ。

 雑談配信では、そのフリーダムなのびのび感が出て和む。
 私が好きなのはマシュマロ返し。基本的に長州力もかくやのハイスパートな返しで、いじり系のコメントなんぞは「しらん」の一言、0.3秒。そして喜ぼうが怒ろうが「はい次」と瞬時に感情をリセットして次に切り替える。

 

 それから、「ふんどし女」「閃乱カグラ」を説明なしにぶっこんだ相方さん、ニャキ子さんと呼ばれてるんだけれど、この人もまたいいのだ。

 理原ひなり自身はPCなどに疎い方なので、配信まわりのセッティングをしたりとか、配信を回線が太いニャキ子宅に押しかけてやってるとか、そういう裏方でもある。
 配信中によく横に座ってるので、名脇役も務める。物理ツッコミでどつき合いしてたり、ひなりがやらかしたらニャキ子さんの爆笑が入ったり。
 一方で、それほど生活力高い方ではなく、配信中に結構なペースで酒を飲んでひなりに生活指導され、お料理配信はニャキ子さんの飯を作ってたりだとか、世話されている。
 この、どうも距離が近すぎるように見えるふたりについて、百合好き勢も注目であるそう。
(私は別に百合好きではないのだけれど、別に探してない百合コンテンツが眼の前で展開されがちなのはなんでなんだろう)

 

 そんな次第で、実に楽しい。

 

Vtuberとナマモノ感

 私はいわゆるナマモノにまるで興味がなくって、アイドルにも露程の関心もない。
 アニメ・ゲーム系のオタクだというのに、声優さんにすら関心希薄。メイドカフェにも自分から入らない。コスプレはどうも、いわゆるコスメイクというのに不気味の谷現象を起こしてしまう。
 当然ながらYoutuberブームにも乗ってなかった。乗ろうともしていなかった。

 そのくせ、今更Vtuberにハマってるというのも、我ながら不思議な感じがある。人生においてこういう行動をしたことがなかった。
 まあ、Vtuberの中でも、アニメキャラみたいなエキセントリックな人ばかり気に入ってるような気はせんでもないが。

 生身の人間をそれだけ避けておきながらVtuberなら良し、とは、どう理屈がつくだろう。
 私は人間に興味が薄いのかと思っていたけど、そうではなく、人間のに興味がないor興味を減退させられるから、キャラクターの絵がついたら対応できる、ということだろうか。

 

 そこで困惑するのが、Vtuberのエロ同人誌・エロイラストというものであった。まあ同人誌は中身まで見てなくて、メロンブックスの店頭でちらっと見かける程度のものであるけれど。
 思えば、無数のエロ同人エロイラストが作られる二次元の世界でも、声優さんのエロ同人誌なんてものは、私はちょっと見覚えがない。
 仮に堀江由衣が声を当てたキャラのエロイラストがあったところで、それはあくまでキャラのもので、堀江由衣に結びつかない。

 なので、Vtuberのエロ、というのを見ると、どうも困惑した。どう見ればいいのだこれは。セクハラではないのか。
 というかまあ、エロ絵を描かれてしまうような人気Vtuberで私が見てるのは月ノ美兎くらいだ。月ノ美兎だったらまあ、上手くネタとして処理する程度に頑丈そうではあるんだけれども。しかし頑丈だったらいいというものでもないような。
 まあ、ともかく、困る。どうすればいいんだ。