堺風の頭部

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XigmaNASで古いノートPCと外付けHDDケースでNASつくる (2)

 ExpressCardUSB3.0アダプターが届いたので、早速挿してみた。

 

USB3.0 ExpressCard

 AliExpressでもどう見ても同じものが多数売っている。
 なぜか同じものをNECチップと称して売っているのも見かけたが、実際のところこれはFresco Logic FL1100というのが載ってるらしい。そう認識する。

 安いUSB3.0拡張ボードによく使われてるみたいで、ExpressCardでもXigmaNASが問題なくドライバを持っていた。

 

 問題なく接続できるし速度もUSB3.0なりに出てる。USB2.0のときの25MB/sなんてものではなく、3倍ほど出ていた。

 XigmaNASでの認識上は、なぜか400MB/sのインターフェースと出る。3.2Gbps、どこからきた数字だろう……?

 それから、S.M.A.R.Tは利用不可、ディスク回転数なども取得できなくなるようだ。
 このへんeSATAなら取得できそうだけれど、もしかしてeSATAカード追加のほうがよかったか……?

 

ZFSフォーマットにやり直す

 前にUSB2.0接続でUFSフォーマットにしてあったものの、これはUSB3.0に繋ぎ変えると、なぜか東芝のドライブだけ正常にアクセスできなくなった。なんで?

 せっかくなので設定をすべて削除して、ZFSフォーマットにし直してみることにした。

  • ディスク→マネージメントでドライブを認識させ、スタンバイ時間や電源管理などを設定
  • ディスク→マネージメント→HDDフォーマットで、ファイルシステムに「ZFSストレージプール」を選び、ドライブをフォーマット(一度に複数台やっても大丈夫)
  • ディスク→ZFS→プール→仮想デバイスにいって、仮想ディスクを設定する
    • この段階で複数台の物理ドライブをRAIDで1つの仮想ディスクにしたりもできる
  • ディスク→ZFS→プール→マネージメントで、仮想ディスクをプールに割り当てる
    • 割り当てると/mnt以下にマウントされるので、あとはSMBでの共有を設定すればよし

 フォーマットし直したらちゃんと認識した。

 

速度測ってみる

 FastCopyを使って、昔アナログ放送時代にやってたのを録画した「ひだまりスケッチ☆☆☆」の6話が抜けた11話分(1.6GB)を転送。

 なぜかディスクによって結構違ったけど相性だろうか。

 思ったよりちょっと遅いか。ネットワークが1Gbpsだし、ボトルネックになっちゃうかな。とはいえ、デスクトップPC間だと100MB/sくらい出るんだけど。

 

 左がネットワーク速度、右がCPU負荷のグラフ。
 UFSのSSDに転送してるときの負荷が左の山で、ZFSのHDDに転送してるときが右の山。

 若干ZFSのCPU負荷が高いようにも見えるけど、USB3.0を扱うときのCPU負荷が加算されてるだけかもしれない。

 

実用?

 余剰ドライブをバックアップなどに使うという目的なら、まあとりあえず使える程度になった。
 適当に動画を入れておいて、スマホのメディアプレイヤーアプリにはSMBでファイルサーバーを見にいけるやつもあるからそれで見るとかは十分だろう。

 

 しかし思ったほど速度が出なかったり、よくわからないUSBカードが挟まってたりと微妙なところもあって、わざわざ新品のドライブを入れて本格運用するほどではないかなあ、というところ。

 これは今どき流行りのミニPCとかを使えばいいかと思う。

 

 多分外から見られるようにするとかの機能もあると思うから、ぼちぼち掘ってみるか。