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- PC-9801RX4
- 型番の「RX4」については、シリーズの区分がRで、その次のアルファベットがシリーズ内でのクラス分けを表した。
RAが上位機(CPUが386DX 20MHz)、RSが中間(386SX 16MHz)、RXが下位(80286 12MHz)。 - 型番末尾の数字は、搭載するドライブの種類を表した。
Rシリーズの場合、0がドライブ搭載なし、2が5インチフロッピードライブ2台搭載、4/5がハードディスク搭載。(4は20MB、5は40MB搭載だった) - 一部機種には後期型があり、RA21など末尾に1が追加された。
- 型番の「RX4」については、シリーズの区分がRで、その次のアルファベットがシリーズ内でのクラス分けを表した。
- V30 8MHzのCPU試したかったな…
- V30は、NECが独自開発したi8086互換CPU。i8086より速くてピン互換。載ったパソコンをV30に差し替えると高速化したりした。
- PC-9801では、85年発売の大ヒットモデル・PC-9801VMに搭載され、幅広く使われた。
- しかし1988年発売のPC-9801RX4は、もっと強力なi80286-12MHzを搭載していた。それがなぜ「V30試したかったな……」なのか?
- V30は、i8086と互換性があるとはいえ、独自に拡張した命令を備えていた。当然それはIntelのCPUでは動かないので、V30専用のプログラムを書いている人は、PCを買い替えるとそれが使えなくなる。
- そこで、PC-9801VXでCPUが80286になってからRシリーズまでの間、互換性のために、旧機種のメインCPUだったV30 8MHzを引き続き搭載していた。
- デュアルCPUだから同時使用できたら面白いんだけど、あいにく排他仕様。
- RX4だからこれを言えるのであって、次世代のDX4だったらV30の物理的な搭載はなくなって、エミュレーションによる互換モードに変わってしまう。
- STOPキー
- PC-98のキーボードでは、今のキーボードのESCキーの位置にSTOPキーがあった。MS-DOS時代にCTRL+Cを押すようなシーンで使う。
- ESCキーほど頻繁に押すキーではなく、誤操作防止のためにかなりキーが重くなっていた。
- 80年代のHDDは、電源を切る時に自動でヘッドが退避しないものがあった。いきなり電源を切るとヘッドがディスクに接触してクラッシュする、よって電源を切る前にSTOPキーを押して対比させてから電源を切れ、という作法があった。
(まあ実際のところは80年代末のHDDは自動退避がついて、電源切れたから即クラッシュなどという恐ろしいものではなかったように思う。90年ごろに初めてHDDを触った私は、それでHDDを壊したことはない)
2P
- 見たことある気がする女神
- 私も見たことある気がしたんだけど思い出せず、検索するとPC-9801VXの広告だったらしい。ただ、私だとVXの広告を見てる歳ではない(PC雑誌とか読み始めたのが92年くらいで、広告ならもうFAとかだった)ので、他にも使ってたかもしれない。
- N88-BASIC
- 揚げ足取りになってしまうんだけど、PC-9801に載ってたのはN88-BASIC(86)。N88-BASICはPC-8801用のやつ。
- この頃のBASICは、開発環境がそのまま単独で起動するOSになってた。
- 8bitや16bitのPCでは、フロッピーディスクなどにOSが入っていなくても、内蔵ROMに焼き込まれたOSが起動してくるのが多かった。SHARP MZシリーズがたしか、逆にROMからは何も起動しないのが特徴だったらしい。この辺リアルタイムじゃないから詳しくないけど。
- PC-98でもその名残で、N88-BASIC(86)がROMに入っていた。
- ただ、ROMに入っているBASICではフロッピーディスクにアクセスできなくて、プログラムの記録にテープレコーダーが必要だった。そのため、実用性はPC-98シリーズの早い段階で失われていた。
- >TENSEI
- 黒って新鮮! PC-98は白だったから…
- まあRX4はデスクトップ機だからわからないとは思うけれど、98NOTEは最初からグレーだった。黒とまではいかんけれども。
- デスクトップも白くなったのはRシリーズあたりからで、その前のVシリーズはちょいとベージュっぽかったはず。いや今ネットで見られる写真だとだいぶ黄色っぽいの多いけど、流石にあれは変色。なんか古くなるとタバコ吸ってるわけでもないのにあんな色になる。
3P
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コアが14個もある!
- 640×400ドット
- 薔薇鬱鸞醤油魑魅魍魎
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- パソコンがしゃべったー!
- なんでPCM音源積んでるPCが当たり前であろう22歳がそこ驚くの?
- PC-9801時代にも、ビープ音を活用してかろうじて音声に聞こえるような音を再生する芸当が存在しなくもなかった。
- 磁石近づけたらフロッピーのデータ壊れちゃうでしょうが!
- テレビの上においたら磁力で壊れるぞ。(と言われていたけど案外大丈夫だった)
- 親切にも、落とし物のフロッピーを冷蔵庫に磁石で止めておいてくれる人があったとか。
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- 当時 普及率90%を誇った伝説の名機ね
- 僕の時代のグラフィック
- 信長の野望において、信長がちゃんと月代を剃ってるのは全国版(86年)だけ。
- 全国版であれば、PC-88などと互換のため、640x200(縦に2倍の長さのピクセル)でデジタル8色(RGB各色1bitの8色)。PC-9801の4096色中16色表示は利用していない。
- PC-9801RX4にわずかに遅れて、88年12月に発売された戦国群雄伝でも、古いPC-98に配慮してか、640x400のデジタル8色のみ利用していた。
- 信長の野望が顔グラフィックに16色を使うようになったのは、92年の覇王伝から。
- まあ信長の野望とは言っていないのだけど、89年頃に顔グラフィックがある戦国時代のゲームって何があるだろう。私じゃわからない。「天下統一」あたりは顔グラフィックなさそうだしなあ。
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- インテルArc A570M グラフィックス
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速さは力よ!
- Windows時代が近づく1993年、NECも新時代に対応するPC-9821シリーズの展開を始めた。その時のテレビCMなどで使われたキャッチコピーが「速さは力」だった。
- 保守的なスペックで出ることが多かったPC-98で、最新鋭CPU・Intel 486DX2-66MHzのフラッグシップモデルを用意し、さらにウィンドウアクセラレータ(グラフィックボードのことだけど、当時は特にWindows環境を多色・高解像度・高速に使えるようにするものだったのでそう呼ばれた)とWindows 3.1をバンドルしたモデルまで用意した。
- だから、PC-9801RX4が知らない時代のキャッチフレーズなので、反応できていない。意外と細かいな。
- ところで22歳だと生まれる10年近く前のキャッチフレーズだが。
- しかし「速さは力」とぶちあげたものの、当時黒船的にDOS/Vパソコン(Windows PCの当時の呼び名)が上陸してきて、圧倒的なコストパフォーマンスを見せてきていた中、PC-98の速さの証明として、MS-DOS環境での日本語処理の速さを比較広告で見せる、というズンドコな手口でまで使って「速さは力」を押し通そうとしていたのが懐かしい。
7P
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シリンドリカル・ステップスカルプチャーキーボード
8P
- 僕らPC-98のユーザーたちはなんでも自作していた…
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- PC-9801 400周年!
- 西暦2382年まで人類が滅びずに生き延びてるわけないじゃないですか。
ネタに呼応するために急いで書いたから、いつも以上に雑なところが多いけどごめんやで。