堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

ウマ娘始まるけど

 いよいよウマ娘のアプリが始まるが、事前DL量が3GBという。
 これちょっと、常用スマホに入れるにはストレージが足らんかもしれない。とりあえずブルーアーカイブは消してしまった(PCでNox Playerでやるのが主だから)。
 ウマ娘だってDMMでPC版を遊ぶことになりそうだけれど、サービスインが少しあとになるみたいだしなあ。

 

 最初に入厩させるウマ娘、これはガチャで引く形になるんだろうか、それとも指名できるんだろうか。
 ガチャだったらまあ巡り合わせでいいんだけど、選べと言われるとちょっと困る。

 私は前に行ったとおり、居るなら絶対選ぶと思うほど好きな馬ってネーハイシーザーになっちゃうから、他はまあ別に、誰でもいいっちゃ誰でもいい。

 

 私が競馬見てた時代が、ちょうど、サイレンススズカが、ライスシャワーが、ウマ娘になってないのもホクトベガワンダーパヒュームシンボリインディが、ほんとばたばた死んでいった時期で。
 別にウマ娘がレース中の故障で安楽死になりゃしないとはいえ、あの悲惨な雰囲気はほんとね。

 だから、頑丈なのが一番好感要素になってくる。
 そうすると、鉄の女イクノディクタスとか、ご長寿一族ナイスネイチャ、そのへんが好ましい。イクノディクタスは見た目も好きであるし。

 

 あとは別の意味で頑丈そうなヒシアケボノとか。 

 そういえば、560kgでG1勝利というJRA記録を持ってるヒシアケボノだけれど、ライバルだったフラワーパークも、牝馬としては大柄なほう。
 出走時最大490kg(97年スワンS)、勝利時最大488kg(95年4歳未勝利)。
 ヒシアケボノと配合したらなかなか大型カップルな感じで、インブリードも濃すぎたりせずいい感じだけど、あいにくそんな超スプリンター配合はやらず、サンデー系などを無難につけてたみたい。つまらんな。

 まあ高松宮記念スプリンターズステークスは470kgくらいに絞って勝ってるから、その辺だとやや大きめ程度になっちゃうけどね。

 

アニメの方のライスシャワー

 94年秋から競馬を見始めた私にとってのライスシャワーは、初めて見る有馬記念で休養明けでいきなり出てきて3着、でも翌春にG2で一番人気で2連敗、「旧世代の燃え尽きた馬」という印象だった。

 それで春の天皇賞がくるけど、ナリタブライアンが故障で回避しちゃって、なんか主役がすぽっと抜けちゃったようなメンバーになっちゃって。
 私はハギノリアルキングがいいように思ってて(3番人気)、1番人気はエアダブリン、でも勝ったのがライスシャワー
 それで初めて、ミホノブルボンの三冠を止めて、メジロマックイーン天皇賞連覇を止めた馬で、ついに復活してきたもんだと知った。

 ブルボンとマックイーンに勝ってきた馬が、やっぱりちゃんと強かった、という感じで、この時に急速に見直しがあった。悪役ではなくて主役になった、って空気だったのは記憶している。
 それで次に宝塚記念が来てしまう。

 私は93年菊花賞や94年天皇賞春はまだ競馬見てなかったから、あのときのブーイングは知らないけれど。
 まー、アニメの観客のライスへの冷たさ、リアルタイマーには結構ぐさぐさ来るような古傷の掘り返しじゃなかろうか。「これはお前らの姿やぞ。95年に手首回転させたからって贖罪されてると思うなよ」という。

 

アニメ2期6話のもうひとりの悪役

 6話の、ミホノブルボン3冠をライスシャワーが止めた菊花賞
 アニメではスルーだったけど、あのレースはもう一頭悪役がいた。

 キョウエイボーガンという秋の上り馬がいて、春シーズンを骨膜炎で棒に振ってから、5月の500万条件、6月の900万条件、7月の中スポ賞4歳S、9月の神戸新聞杯と4連勝してきていた。
 で、10月の京都新聞杯で、初めてミホノブルボンライスシャワーと対戦。

 ミホノブルボンは逃げ馬だけど、キョウエイボーガンも逃げ馬だった。
 しかし京都新聞杯ではハナをブルボンに譲ってしまい、思うように走れなくてボロボロの大差負け。

 で、菊花賞に臨んだキョウエイボーガンは、逃げなきゃ負ける、ブルボンにも譲らずに逃げる、と宣言。
 どっちがハナ切って行くんだ、とレース前から話題になって、本番ではキョウエイボーガンが言ったとおりに先頭を切った。ブルボンの方がスタートよかったけど、キョウエイボーガンはもう無理押しで前に出ちゃった。
 3000mの長距離というのにキョウエイボーガンがどんどん行き、ブルボンも合わせてハイペースで追走する展開になっちゃって、かなり馬群が伸びた。
 第四コーナーを回る頃にはキョウエイボーガンが沈没、ブルボンが先頭に立つけど、すぐ後ろにつけてたライスシャワーマチカネタンホイザがくる。
 ブルボンは、マチカネタンホイザを差し返して抑えたけれど、ライスシャワーには完全に抜け出されてゴール。

 結果として勝ったのはライスとはいえ、ブルボンをスポイルしたという意味だとキョウエイボーガンの罪のほうがでかいかもしれない。
 ブルボンが気持ちよく一人旅で逃げてたらどうだったか。
 いやまあ、ライスがすぐ後ろにくっついて煽り続けてたかもしれないし、ブルボンの距離適性では3000mだと苦しかったかもしれないし、わからんのだけど。