私は古いデジカメを漁る趣味があるので、大量のリチウムイオンバッテリーがある。
で、好ましいことではないのだけど、いちいち純正充電器を買うといくらかかるかわかったもんじゃなく、古い機種だと調達もできない。充電器だけで場所も食う。
なので、マルチバッテリーチャージャーを使っていた。
それが故障しちゃった。ひょっとすると5年以上使ったかというくらいで、結構長持ちしたものだけれど。
品質が良さそうには見えないノーブランド品で、一応充電中はすぐ手の届くところに居るようにしていたのだが、最終的な故障モードは断線か何かで電池を認識しない状態になるだけだった。電池ごと爆発四散しなかったのは幸い。
Kenko 充電器 ENERG U-#017MBC マルチチャージャー+USB LCDモニター・USB1ポート搭載 867754
- 出版社/メーカー: ケンコー
- 発売日: 2016/07/02
- メディア: Camera
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今度は、最低限必要な品質は確保してそうなケンコーのやつにした。
さて開封してACアダプターを繋いでみると、灯るバックライト。
困ったことにこれは消せないようだ。夜間にはかなり存在感ある煌めきを見せる。(つけっぱなしにできんやん)
USBポートが一口ついていて、ここから1AながらUSB電源も取れる。今となってはゆっくりした充電だけれど。
カバーがスライドして伸び、このように端子が現れる。
電池を入れたらボタンを押すと、バネで電池を挟み込む。
単3または単4電池は、1本ずつでもいいのが嬉しい。ただし単3と単4は同時にできない(単に物理的に長さが違うから端子に当てられないせい)
充電速度は控えめで、800mAしか入れない。2000mAhくらいはある今時のニッケル水素電池だと、2時間半かかる。eneloop proとかだともっと。
リチウムイオンバッテリーは、中央のスライドする端子でバッテリーと位置を合わせ、上に電池を置いて、挟み込んで固定。プラスマイナスは自動で判断する。
端子は薄いブレード型なので、SONYやPanasonicのデジカメなどにたまに見かけるスリット状の端子にでも対応できるようだ。
うちはαSweet Digital用の7.2Vバッテリーがあるので、7.2V対応のものが必要だった。U-#017MBCは見ての通りちゃんと対応。
充電の進捗率も表示されるのが嬉しい。
充電は600mAなので、今時のスマホみたいなスピードで充電はしない。まあ、社外品であまり大電流で高速充電されたら恐ろしいので、よいとしよう。
3.6/3.7Vでも7.2/7.4Vでも同じく600mAっぽい。αSweet Digitalのバッテリーは1600mAhほどなので、2時間半か。
7.2Vバッテリーの充電中でも、USBへの電流は出力していた。特に遅くなったりもしていないようだ。
バッテリーが過放電気味で、最初は充電開始直後に100%表示になったりしていたが、5回ほど繰り返したら充電した。
前のマルチチャージャーには強制活入れ機能があって、過放電を救出するのに便利だったのだが、まあそんな危険な機能ついたもんKENKO印では売ってくれんだろう。