私は野球というものを見に行ったことがなかったのだけど、奇しくも友人が誘ってくれたので行く機会ができた。
8月17日土曜日の大阪ドーム、オリックスvsロッテの試合であった。
なお私は野球のルールは知ってるけど、今の選手はまったく知らない。贔屓チームもなにもない。
もっぱら写真を撮りに行った、というところ。
千葉ロッテのマーティン選手。
今回K-70にF70-210mmF4-5.6をつけて持っていったのだが、当然210mm程度の望遠じゃ全く足りないのでトリミングしまくっている。
望遠が長いだけならFAJ75-300mmがあるんだけど、写りがあんまりよくなくて、特に300mmで絞り開放じゃ厳しい。それなら開放から使えるF70-210mmでトリミングするほうがマシだと判断した。正解だろう。
最近のカメラは大したもんで、あえて1/15秒くらいにしても、席に座って構えていれば手ブレ補正で大体止めてくれる。このカットはブレてるけど。
で、動きのあるカットを……と思ったが、ボールもバットも速すぎて消える。これ多分ミートの瞬間が収まってると思うけども。
それと、TAvモードはやっぱり便利だ。F7.1の1/15秒に設定して、あとは感度だけオートで自動露出される。
これPENTAXの特許だから、地味に他社のカメラじゃできないのよね。
これは二木康太投手。
K-70も普段遣いには全く不足がない、欲しい機能は全部揃っているような良いカメラなのだけど、スポーツ撮影となるとやはりちょっと不足気味かなあと思えなくもない。
ちょっとレリーズタイムラグがあって、ピッチングやバッティングの瞬間でも、少し先走り気味にシャッターボタン押さなきゃいけない。(まあカメラのラグじゃなくて、私の神経と指のラグかもしれないが)
連写にモノを言わせようにも、秒間6コマ程度だと野球の動きにはついていけない。
しかしまあ、そのへんの性能がK-70より上のものとなると、プロ用モデルとかになってくるだろうし、贅沢いってもしょうがねえ。
ちなみにこの日は、オリックスがやたらと打ちまくってロッテは一方的にやられる展開だった。
オリックスとは特に縁がないけどロッテリアはよく行くので、強いてどっちに贔屓するかを選べばロッテの方かもしれなかったが……。ゆーて座ってたのオリックス側のスタンドだけども。
スタンドの様子は、まあ顔がわかるとアレだから遠慮するが、このカットならわからんと思う。
これはオリックスが勝った瞬間の風船飛ばし。
自分がオリックス側のスタンドにいたから、応援の様子がよく見えてるのはロッテ側のほうだった。
外野席下段で、鳴り物鳴らして旗振って熱心に応援してる人たちがかなりの人数、多分100人は下らないくらい集まっていたのだが、千葉から遠征してきたのだろうか。正直その、あまり大阪にロッテファンが大勢いるような気はしないのだが……
そういえば、場内アナウンスが古谷徹で、時々アムロが出ていた。
打席に立つときに「THE WINNER」とか「サイレント・ヴォイス」とか流してる選手がいた。ガンダムづいている。
打席に立つときにテーマソングを掛けてくれるというのも、球場に来て初めて知ったことであった。
自分がかけてもらうなら何がいいだろう。やはり中島みゆき、出だしからインパクトがあるといったら「うらみ・ます」だろうか。
ヒーローインタビューも試合終了後すぐにやるのか、と思って見てたら、水鉄砲で銃撃していた。
他人様のカメラを覗き見したりもしていたが、そもそも案外カメラが少ない。
二階席から周囲の人にぶつけないで扱える望遠レンズはせいぜい400mmクラスが精一杯で、かなりトリミングするつもりでなければ厳しい。
高倍率ズームのコンパクトデジカメという線はあるかもだけど、あまり周囲には見当たらなかった。まあレリーズタイムラグとか画質とか厳しいしなあ。
唯一いたのが、EOS 7DにEF100-400mm F4.5-5.6L。航空ショーとかでも定番の組み合わせね。
選手を近くで撮りたいなら内野席に行ってるべきみたいで、EOSにEF100-400Lっぽいレンズを付けた人は5人くらい見えた。
あとニコンにかなり大きなレンズ付けた人もあったけど、何のレンズかわからんかったな。