堺風の頭部

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IT雑記 - Lenovo Chromebook 14e gen 3とか

 Chromebook衝動買いしたりした。

 

はじめてのChromebook

 中小企業フルスタック情シスおじさん(大体なんでも私のところにくるだけ)なので、色々なんでも触って知っておきたいとこなのだが、Chromebookを触ったことがないのが気になっていた。
 余ったノートPCにChromiumOS入れるのはやったんだけれど、あれは実力を発揮できてない気がしたし。

 

 で、たまたま近所のGEOに寄ったら中古で安く転がっていた、Lenovo Chromebook 14e gen 3を衝動買いしてきた。

 どうも同じ商品名で、ソフトバンク向けのやつと自社販売のやつがあってかなりスペックが違うが、でくわしたのはソフバン向けのほう。
 つまりスペックが、CPUはIntel N100(0.8GHz)、メモリー4GB、ストレージ64GB。だいぶスペック低い方ではあるのだが、そのかわり5G対応の通信機能入り。

 しかしその、2020年モデルとかが15000円くらいしてたのに、2023年のこの機種が9000円だったのは、さすがに値段の付け間違いな気がするな。スペックシートのCPUが0.8GHzという表記で超ロースペック機と思ったか。
 うまくキャンペーンとか駆使すると実質9000円くらいで買えたらしいのだけど、もしかしてそれ見て5000円とかで買い叩いたのかな。

 

ChromeOS触る

 Chromiumと大きく違うのは、やはりPlayストアからAndroid向けアプリを引っ張ってこれること、となる。

 でもって、結構シームレスに動く。ネイティブなアプリとの別物感はかなり小さい。
 AndroidBattery Logというアプリを入れて、電池のログ取りと通知バーへの常時表示をやってるのだけど、これをChromeOSに入れてもランチャーの隅に電池残量が出る。

 Keepass2が使えるのが嬉しいな。

 

Linux開発環境 #とは

 設定いじってたらなんかそういうものがあったのだが、使えるようにしてみると、Linuxのシェルが立ち上がってきた。
 Debianに相当するものらしくて、aptが使えるからコマンドラインアプリだとすぐインストールして使えちゃう。

 

 他に、インターネットから拾ってきた.debファイルももちろんインストールできる。
 だから、Visual Studio Codeを入れて使うことも出来た。

 先日読んだ「ハッカーと画家」の影響でLispを使えるようにできんかなー、と思ったけどそれはLinuxの経験値が低すぎていけなかった。多分Lispのデバッガーというものが入らないと、実際に実行して結果を確認することができない。

 SBCLというものをインストールして、インタプリターとしてLispをちょっと触ってはみたのだけれど、まあちょっと手に余るなこれ……。

 

 Pythonはわりと簡単にセットアップできたから、少し触ってみよう。
 生成AI関係のPythonスクリプトが上手く動かないときに、多少なりともわかるところがあれば嬉しいのだが。

 

N100の速度について

 ChromeOSで使っている限り、CPU由来で遅いという感じはなかった。
 昔のAtom系CPUはずっと新しいのが出るたびに「意外と使える」と言われて、でもそれ出た直後だけ、みたいな感じだったけれど、さすがに今度こそはある程度持ちそうかな。

 いろいろベンチマークは他の人が採ってるので、私しかやらんようなdistributed.netベンチマークでいうと。dnetcはLinux環境で実行した。

 まず、N100のスペック表のクロックは0.8GHzとされていたが、TurboBoostがあるのでもっと上がる。ベンチマーク中は2GHzくらいになった。まあそらね。

 

 で、dnetcのベンチマークにおいては、Skylake以前のCore iシリーズだと、OGRが1GHzあたり20Mnodes/sくらいのところ、N100だと32Mnodes/sも出る。
 さらに意外なところでは、Skylake以前はSSE2を利用するアルゴリズムだと3割くらい高速化していたのが、N100だと使わないほうが速い。

 RC5-72に関しては、AVX2(Haswellから追加)命令を使うことで大幅に高速化されるので、N100もAVX2を使うアルゴリズムが最速になる。
 しかしこれも、Skylakeでは通常の4倍くらい速くなっていたのが、N100ではせいぜい2倍強。

 おそらく、性能を通常処理に大きく振って、SSEやAVXなどの拡張命令にはさほど割り当ててないんだと思われる。そりゃN100はせいぜいYoutubeくらい再生できれば十分、という用途のもんだろうし。

 

なんだこのキーボードは

 Chromebookって、AndroidをことさらPC的に使うために作ったものだと思うのだが、それだったらキーボードはスタンダードな使いやすさのものにしてほしい。

 なんか左端のTABやランチャー、SHIFTなどのキーが異様に長くて、2段目から手前のキーが右にずれてる。
 タッチタイプしようとするとホームポジションを外してしまう。タッチパッドの位置関係とかから自然と手が行く場所がホームポジションじゃない。
 そして気づいて直すと今度は数字キーが左にずれてる。

 別にデタッチャブルでもない、タッチパネル搭載でもないChromebookのキーボードが、他にこういうものがよくあるとも思えない異様な配列だというのは謎だなあ。キーボードは当然に多用されるデバイスのはず。おまけ程度につけてるもんじゃなかろう。
 何考えてこんなことになったんだろう。もう日本語キーボードなんかLenovoも興味ないところかねえ。

 タッチ自体はまあまあいい感じではあるのにな。

 

コンビニのUSB Type C-Cケーブル

 出張先に、うっかりUSB充電器だけ持っていってケーブルを忘れた。(というか持っていったのがmicroBだった)

 仕方なくコンビニで買ったら、なんか置いてあるC-CケーブルがCenturyの240W対応品だけ。1700円ちょっとした。高いわ。
 もっと簡単なもんでいいのに、と思ったのだけど、USB PDのわかりにくさを考えると仕方ないかもしれないなあ。
 30W程度の安いケーブルを下手に置いて、ノートPC充電しようとして不良品だとクレームにくる客に説明するのも大変だろうし。こうも広く使われるものが、物理的に刺さるのに使えなくなっちゃってるのは規格が悪い。客に理解して選べというのは無理筋に思う。

 しかし今スペック見て気づいたけど、PDで240Wも出るようなハイエンドケーブルかと思ったら、データ転送はUSB2.0かいな。まあ転送遅くても出来ないわけじゃないから文句は出ないか。
 私はUSB-PD電源には移行が遅れまくってるのでよくわかってないが、大電流流れるとデータ線をUSB3.0にはしづらいとかあるのかな。

 

USBトリガーケーブル

 そして出張から戻る時にミスって、会社のVersaProのACアダプターを忘れ、一日PCが使えなくなりかけた。
 予備いるな、と思ったのだけど、自宅のThinkPad X240のACアダプターが全く同じものっぽかった。NECLenovoで使ってる角形コネクタで、45W(20V/2.25A)。

 それで、予備にそのアダプターを会社に置いておくとして、Thinkpadはどうするかと。

 丸型のほうが出ちゃうが、こっちじゃなく角形のほうね。

 USB-PDの20V/2.25Aを電気のくる側に伝達したうえで、出る側のPCにACアダプターと同じ電気を送るケーブル。
 まーUSBの規格違反だろうから真っ当なメーカーからは出な……いやELECOMが出しとるな。いやまあELECOMか……。

 こんなコンパクトなPD充電器と組み合わせると、大幅に荷物が減る。素晴らしい。

 まあすこし使ってみた限りは異常も特に感じない。

 PD充電器はChromebookにも使えるだろうから、まあ便利になるだろう。

 

Anker PowerExtend (6-in-1)

 Anker PowerExtend (6-in-1)も購入していた。

 立方体の3面にACコンセント、背面にプラグ、正面にUSB-Aが2つとCがひとつ。
 ネットで写真見て、「あ、旅行用にいいかも」と思って頼んでみたんだけどこれが、ものの見事に微妙だった。

 USBの大きさとかから写真で判断できたけど、届いてみるとうすらでかい。1辺56mmはけっこう。電源タップに挿しても隣塞ぐ。
 それにプラグも折りたたみじゃなく出っ放し。外用じゃないな。

 

 というかまあ、真上と真横にACプラグが刺さる以上は、電源タップに追加するような使い方はしづらい。当たる・
 壁や机の類に独立してついてるコンセントとか、そういうところに直接挿すようなモノだなこれは。そうでなければちょっと延長ケーブルとかつけるべき。

 USBの出力もだいぶ抑えめで、Type-Cだけ単独仕様でMAX20W、複数併用だと合計15Wになっちゃう。急がないスマホ充電とかにしか使えない。

 

 手元に来てから、一体どういうシーンで使うものなんだろ、と考えちゃった。

 幸い、我が家では、カメラ用防湿庫のサービスコンセントに繋ぐのがよさそう。
 カメラの充電器だったら、AC3つ使っても合計出力は大したことない。USBのパワーがないのも同様に問題が小さい。