堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

大相撲ごっつぁんバトルのメモ

sumo.bn-ent.net

 相撲ファン期待の、日本相撲協会公認スマホゲームである「大相撲ごっつぁんバトル」が始まっている。
 ちょっとサービスイン通知に気付かず開始が一週間ほど遅れてしまったが、ともかくプレイ中。

 後に続きたい相撲ファンカジュアルゲーマーのために、すこしメモ。

 

女将さんは元アイドル?

 バンナムが配信元なせいだろうか、公式サイトにも見えてるのだけど、部屋の女将さんが実にどこかで見たような、パラレルワールド双海亜美という芸名でアイドルやってたような顔をしている。
 まあ、亜美だったら、将来関取に嫁入りしててもおかしくない気がしないでもない。

 

ゲーム性はあるようなないような

 力士にあるパラメーターは「スタミナ」「攻撃力」のふたつと、投げ・寄り・突きの属性だけ。

 三すくみ相性があり、投げ力士は寄り力士に、寄り力士は突き力士に、突き力士は投げ力士に強い。対戦相手の属性によって、攻撃力に補正がかかるようだ。

 

 相撲の取り組みは、まずパワーゲージを目押しで止める立ち合いから始まる。いいとこで止めると、立ち会いで減らせるスタミナが大きくなる。

 立ち会い後は、攻撃力でスタミナを減らす判定が交互に行われる。

 そしてスタミナが切れたら、投げ・寄り・突きのじゃんけんが始まる。スタミナが切れた側がじゃんけんに負けると、決着がつく。勝つと、少しスタミナを回復させてしのげる。
 じゃんけんに少しだけ追加ルールがあるので、ある程度戦略性が出てくるのだけど、CPUがそんなこと考えて手を選んでるかは不明。なんとなく、考えてる気もするんだけど、偶然そう見えるだけかも。

 

 そんなに奥が深いもんではない、というか、今時にしては浅い。
 ソシャゲ好きにとっては物足りないから、力士集めて育成するのが楽しい相撲ファン向け、という感じは強い。
 しかしまあ、初期のソシャゲは今から思えば単純なものだったけどあれだけ流行った。相撲ファンというゲーマーでない層を取り込むなら、これくらいがいいのかな。

 

レアリティの超えられない壁

 今のところ、レアリティが★1~4まである。
 そしてレアリティ間での性能差が猛烈に大きい。
 ゲーム性も力士のパラメーターもシンプルなので、性能負けすると勝てない。少しの差なら逆転できることもあるが、基本的には無理。

 

 ひとりの力士に複数のレアリティがある。例えば白鵬なら★1から4までそれぞれある。
 贔屓の力士が★1でどうしようもない、★4でガチャで引けない、といった心配は薄め。(★4があるのはごく一部、★2までの力士も少なくないから、好きな力士が★2止まりだとちと辛いが)
 髙安や嘉風など、現役の幕内上位で人気も高い力士が、今のところ★1しか実装されていない。これはいずれ追加されるんだと思う。

 

 いわゆるストーリーモードにあたる全国巡業では、レアリティとレベルが高い力士を使うと楽になる。
 私が到達してる中国地方くらいだと、Lv.60の北太樹★3がひとりでなぎ倒していけるくらい。
 逆に、ガチャで早めにせめて★3を引けないと、巡業を進めることすら厳しくなりそう。

 ガチャの排出は、★3が10%、★4が2%。渋いというほどではないけど、★4はなかなか引けないな。私も引いてない。

 

本場所で低レアも活躍

 巡業は★3・★4の力士で突っ走るだけだけど、本場所は違う。

 本場所では、一日一回、他のプレイヤーのデッキと戦うことになるが、編成コストに上限がある。
 本場所5日目までの序盤だと、コスト70制限での編成。当然、レアリティの高い力士はコストが高いし、同じレアリティでも強い力士は高い。
 コスト70だと、★32111とか★22221くらいの編成になる。

 このために、★1・★2クラスの力士を育てておく必要もありそうだ。ここでは趣味で選んだ力士でも活躍の場が持てる。

 

力士のLv上げは早い、ただし限凸は重い

 力士は、巡業で手に入るどんぶりを食わせることで育成する。

 常設で特別巡業「どんぶり収穫祭」と、資金稼ぎの「小判がっぽり祭」が開かれているから、このふたつを上級で巡回すれば、初期のレベル上限まではすぐ上がる。この手のゲームとしてはかなり早い部類。

 ただし、レベル上限を引き上げる「覚醒」「限界突破」には、大量に覚醒アイテム(手形)を集めたり、高レア力士を引退させて限界突破アイテム(軍配)を確保したりと、かなり負担が重い。
 どちらも、★1や2の力士ならともかく、★3以上は相当苦しい。

 

相撲ファンに訴求するや?

 ゲーム性は、まあ、物足りないというのがゲーマー感覚だからで、普段ゲームやりつけない相撲ファンを狙ってる、というなら納得はする。
 まあ、納得はしても適切かはわからんが。

 

 相撲ファンにとっては、なにしろ実在の力士という強力極まりないキャラゲーになるから、そこはやっぱり強い。

 しかしながら、現役でも未実装や低レアのみとなってる力士が多くて、ちょっとさびしい。私が好きなのは逸ノ城なのだけど、未実装だ。
 サービスイン時点で現役幕内力士を一通り揃えておく、というくらいはしておいたほうが、引きがあった気はする。
 別に弾を温存しなくったって、十両から活きの良いのも上がってくるし、レジェンドだってスターが目白押しなんだから。

 

 相撲ファンは誰でも贔屓力士がいるもので、ガチャゲーとなると、実装力士が多いと好きな力士が引きにくい。かといって、実装力士が少ないと、好きな力士がゲームにいない。
 私だって、好きなのは逸ノ城だけど、今のところゲームにいない。髙安も好きだけど★1だけ。鶴竜は★4まであるけどガチャで引けない。

 特定のレアリティから好きな力士をひとり指名してゲットできるようなアイテムはほしいところかな。新規スタート時に★3指名チケット配布、くらいあると嬉しかった。

 

 ちょっと気になるのが、先日石浦が新実装されて、配布イベント巡業が開催されているけれど、これの難易度がやけにきつい。
 新力士です、イベントです、クリアできないなら課金してください、という調子の運営方針かなあ。
 それ自体は別にそういうものでいいんだけど、普段ソシャゲをやらなくて、プレイや育成の勘所もわからない相撲ファンが、これ突きつけられても困るだけじゃなかろうか。石浦の実装イベントで、石浦ファンを振り落としてしまわないか。

 ゲームシステムから考えると、ゲーム初心者の相撲ファンを見ているように思える。でもイベントの難度を見ると、課金戦士を見ているように思える。さて。

 

 まあ、私はもうちょっと様子見るけれど、人に勧めるならソシャゲ初心者の相撲ファンだけかな……