堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

大阪市存続に決まって

 11月1日23時ごろに、大阪市廃止・特別区設置の住民投票は反対多数で確定が出た。

 終わってみるともう、ただただ安心、ほっとしたというばかり。
 正直に言えば松井市長も吉村知事も嫌いなんだけど、「負けたあいつらの悔しがってる顔を見たろ」とか全然思わんかった。なんというか、そんなんどうでもいいくらい、ほっとした。

 

 まあ、住民投票はどうしても住民を分断してしまう、というのは投票直前に実感を持って書いたけど、終わって、しかも現状を維持する側の判断に決着したわけだから、住民投票で生じた対立も原状復帰にしていきたいね。
 私の周りで見てきた反対派の人は、まさか勝ったのに乗じて賛成派にマウンティング取りに行くようなしょうもない人がいるようには見えんけど。

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住民投票やると喧嘩になるのが体感的によくわかった

 いよいよ大阪市廃止の住民投票が迫ってるんだけれど、まー、つくづく、住民投票は喧嘩になりますね。

 私も若い頃には物を知らんかったから、「いちいち議会とかやらないで、ネットかなにかで議題ごとに賛成反対を直接投票できるようにしたらええんちゃう」と思ってたりもしたけど、実際そんなことしたらどうなるって。
 賛成反対で住民がふたつに分断されて、互いに対立する、あるいは相手がどっちかわからず、対立を恐れて警戒しながら人と話をせにゃならん事態になっちゃった。

 あ、こりゃ直接民主制はやったらあかんな、と、よくわかる。
 アテネの市民はずっと、様々な議題が出されるたびにこんな緊張に晒されるんだから、「やってられるか」と思ったんでしょうな。

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御城プロジェクト:REから見る現代の二次元眼鏡に就いて

 10月10日、目の愛護デーである。
 10月1日はメガネの日(1001と書いて眼鏡に見立てる)でもあり、10月はメガネに縁が深いといえるだろう。

 

 で、メガネの話である。
 メガネと御城プロジェクト:REだけで、相当な長文記事になったが、まあ秋の夜長の暇つぶしにでも。

 

oshiropro.blog.jp

 眼鏡というのは、二次元業界において不人気属性といわれている。
 20年くらい前、天誅が「ハイエンドオタク」を歌った頃には、「奴らの理想は眼鏡っ子」などと茶化されるくらいだったものだったけれど、時代も変わったものである。

 いやまあ、ときメモToHeartの時代でも、別に眼鏡キャラが覇権を握っていた覚えはない。「ファンの中でもさらにディープな一部に固い支持を受ける」という感じの属性だったと思う。
 20年前の黎明期インターネットは、モノを言うオタクというのがディープな奴らばかりだったから、今よりも濃い声が目立ったというのはあるかもしれない。

 25年くらい前の90年代前半まで遡ってしまうと、「顔がわからないような瓶底眼鏡をかけていて、外すと美少女になる」という、今やったら暴動が起こるようなキャラもいたものだった。バイネームでいうと同級生2の加藤みのりとか。
 それを思えば、今時の眼鏡キャラは進化し、NGを削ぎ落とし、成功例はさらに洗練されているように思う。

 

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