堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

Wiki、タピオカ、USB

 最近のブームの中、どうやら若い人がタピオカミルクティーを「タピオカ」と略しているらしいと耳にした。皇牙サキがいうてたんだけれど。

 タピオカだけじゃタピオカなんだから、「タピオカ飲みに行こう」といわれたら、あのぷにぷにしたものを飲んでいるような感じがある。おかしい。

 古くから我々心あるネット民は、「WikipediaをWikiって略すな」「USBメモリーをUSBって略すな」「JavaScriptJavaって略すな」「ツール・ド・フランスをツールって略すな」「エレキギターをエレキって略すな」「携帯電話を携帯って略すな」「MacintoshとMcDonaldsを両方マックって略すな」「ハードディスクをハードって略すな」などなど、誤れし略語に罵声を浴びせ続けてきたものだ。
 やはり「タピオカミルクティーをタピオカって略すな」とケチつけて回るべきであろうか。

 

 しかしまあ、現在のところ、日本人がタピオカを食す機会はミルクティーに入れての場合がほとんどだろうから、別にさしたる問題はないのかもしれない。
 私が子供の頃、ココナッツミルクに浮かべるスタイルのタピオカが流行ったことがあったが、あれは中華料理らしい。今でも出すところもあるかもしれないが、誰もが道を歩きながらタピオカココナッツミルク飲んでる様子はない。

 Wiki、USB、Java、ハードあたりは、その略語では他のものと混同するだろう、という現実的問題がある。しかしタピオカはそうでもないようにも思える。

 ただ、ロッテリアがタピオカ入りシェーキを売っていた。
 なんば駅にタピオカ入り飲料を売る店があるけれど、ミルクティーに限らずフルーツジュースとかにもタピオカを入れているようだ。
 やはり「タピオカ」=「タピオカミルクティー」には問題があるだろうか?

 とはいえ、現在のタピオカミルクティーブームは、別にミルクティーのブームではないような気がする。
 「タピオカ飲みにいこう」といって店に行き、タピオカオレンジソーダなどを頼んだとしても、重要なのは「タピオカ入り飲料」であることだろうから別に問題ないのかもしれない。

 

 

 まあ、そもそも私のようなおじさんがタピオカ売ってる店にいくと迷惑がられるらしいので、略語の「タピオカ」に困るような機会も私には訪れないな。