堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

うわっ…私のCPU、熱すぎ?

 Thinkpad L412でcpuminer-optを走らせると、温度があっという間に85℃なんて指していた件について。

 もちろん外気温によるところはあるけれど、私の部屋はエアコンがないのでそう高くもない。10度台だろう。
 それでcpuminer-optを走らせると、速やかに80℃を超えて、85℃くらいから上昇を穏やかにしつつも90℃まで上がる、という有様であった。90℃で数時間経っても安定していた。
 まあCore i3-380Mは105℃までは動作温度らしい(ここから辿って探した)ので、大丈夫っちゃ大丈夫だけれど。

 多少なりとも温度が下がらないかと、CPUクーラーのグリスを塗り直してみることにした。

 

https://download.lenovo.com/jp/mobiles_pdf/0a96085_02_j.a2.pdf

 Thinkpadは保守マニュアルが公開されていて、アセンブリ単位まで分解できる手順がわかるのがありがたい。

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 CPUなんて奥底にある場合もあるんだけれど、この機種は、でかい裏蓋とったらすぐクーラーが見えていて、さらにネジ4本取ったらすぐクーラーが外れる。

 写真はCPUのダイの上だけ拭いた状態。

 一度クーラーを外した形跡あり。裏蓋の固定ネジで挟み込まれて一緒に固定されるはずの部分が、曲がって上手く止まっていなかった。
 それでいて、クーラーとCPU間のシリコングリスを塗り直した形跡がない。多分横着して外して塗り直さずに止めている。誰か知らないが前のオーナーは雑な人だな……

 古いグリスもカピカピに硬化していて、かなり性能が落ちてしまっていそうだ。いずれにせよ塗り直すべきだろう。

 

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 CPUとクーラーの接触部を、拭いてきれいにする。
 ほんとは徹底的に落とすべきなんだけど、まあティッシュでこすって落ちる範囲で。前のオーナーほどじゃないけど私も雑だな。

 

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 取り付け。
 右上のネジ穴は蓋と共締め。うっかりファンの電源コネクター挿す前に写真撮っちゃった。

 

 裏蓋閉めてUbuntuを起動、cpuminer-optを起動。

 すると、75℃までは速やかに上がるが、それから緩やかに上昇するモードに変わり、1時間経過時点で82~83℃を往復している。
 グリス塗り直し前は、80℃をすぐ超えて最終的に90℃に至っていたから、効果はありげだ。

 

 最近のCPUだと、少々冷却が悪くなってても適当にクロック落としたりしながら動いちゃうので、なかなか壊れもしないのだけど、グリスの塗り直しくらいはたまにはやらんとね。