堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

3m離れて指紋を写せるか

www.sankei.com

(リンク先を読売テレビから産経新聞に変更しました)

巷で話題の、3mの距離から撮影した写真で指紋を読み取られる、という話。

以前、顔認識が発達したせいで、AVに出たことのある人が写真から特定できるようになってしまった……なんて怖い話があったもんだけど、今度は指でもそうなるのかと思うと、実にディストピア感があって面白い。

面白いので、ぜひ真に受けて、頑なに指の腹をカメラに向けない人とか、指紋や虹彩をガードするためにへんなもの身に付ける人が続出したりしてほしいところだ。21世紀セキュアファッション。

 

でまあ、こういう言い方するからには、私はあまり真に受けていない。

簡単な計算で真偽がわかる話に思えたので、計算してみよう。

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2016年に始めた・すぐやめたゲーム

ゲームもオンラインの時代になっちゃって、ゲーム一本遊ぶのも、ずいぶん重たい話になった。

昔は5000~10000円くらい払ってパッケージを買って、早ければ1週間、長くても数ヶ月くらい遊んで終わりだった。

オンラインゲームは、ピンとこなければせいぜい数時間、早いと10分とかで放り出す。一方で、しかしこれはいけるとなれば、年単位の付き合いになる。

まあ昔から、アーケードゲームは、1回やってつまらんなら二度と触らないけど、気に入ったら何ヶ月も100円玉を投じ続ける、というスタイルのものだった。別に付き合いの長いゲームが珍しいわけでもないか。

そうすると、パッケージ買い切りのゲームが廃れ傾向で、私の手から離れてしまったということになるか。据え置きゲーム機も持たず、PS Vitaもほぼ寝てるだけになったし。

さておき、昨年始めたり、昨年ちょっと触ってすぐ投げたりしたゲームの話。

 

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「うらら迷路帖」に期待するためのきららミラク秘話

私は2009年に、「GA 芸術科アートデザインクラス」のためにまんがタイムきららキャラットを読み始めて、MAX・本誌と創刊したミラクを合わせた四誌に手を広げ、2015年末に「GA」が終わるまで購読し続けた。

去年の今頃は生活も酷かったので、「GA」の終了が結構に大ダメージで、それを乗り越えてなおきらら系を読み続ける気力を持てず。

 

私が読み始めたのはちょうど、「けいおん!」のヒットから、きらら系萌え4コマを原作にしたアニメが、コンスタントに出るようになった頃だった。イキのいい時期は見てきたと思う。

 

2011年半ばに創刊したまんがタイムきららミラクは、創刊から見届けられた故に、いろいろな思いがある。

「もっと自由に、四コマを」というキャッチフレーズでもって、かなり冒険的な作品を集めて出発したら、それが無茶だったようで、数々の事故を起こしていた。

やっぱり売れ行きも悪かったんだろうと思う。本屋に置いてないことが多くて毎月面倒だった。

2014年後半から、半年おきにミラクからアニメ化作品を出していたのは、テコ入れだろうとは思わざるを得なかった。

 

それで2017年1月から、「うらら迷路帖」が放送されると聞いて、この作品がここまで来るまで色々あったなあ、と思う。

最近一年は読んでないのだけど、これがアニメ化されることはまあ、なるべくして、というか、多分そのつもりで仕掛けた作品だったろう、と思う。

そしてその歴史には、「うらら迷路帖」に期待せざるをえない秘話があるのだ。

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