私はずっとdocomoだったから、キャリアが契約者に対してセールスの電話をしてくるなんてことがあると思ってなかった。
なんかソフトバンクは電話してくるのね。
一度、仕事中にかかってきて「少しお電話よろしいですか」というから、なにか手続きとかのことかと思ったらセールストーク始めて、「それ少しで終わる話じゃないでしょう」と突っぱねる形になってしまった。
それでその後、忘れる程度に(ひとつきくらいと思う)期間をあけて、もう一回来たんだけどこれがなかなかひどかった。
私はまあ、ネット上に出してる姿だと、ASD的な不躾さというかそういうのがあると思うのだけど、電話とか対面だと、意識しなかったらそうなってしまうと思って意識的に冷淡にならんように振る舞ってるの。
突然来るセールスとかは、あまり好きでもないから、素でいくとあまりにもひどい応対になっちゃいかねないので、気を使うようにしている。
私なんか絶対できない仕事だし、無用にダメージ負わせるようなことしたくもないし。
前回仕事中にいきなり来たから、素の冷淡さが出て突っぱねてしまったのも心のどこかにあったんだろう。
で、ソフトバンクが夕方6時にかけてきた電話、ちょうど私は帰宅途中、電車を乗り換えて歩いてるとこだったから受けたさ。
最初は、キャッシュバックキャンペーンの申し込み忘れなどないか、と言ってくるの。おおなんて親切なのだろう、何でも申請主義であわよくば支給せずに済ませようとする行政とえらい違いやな、と思いましたよはい。
そんなキャンペーンなかったと思うけど。
代理店がやってるキャンペーンは契約後すぐ申し込んだし、ソフバン本体がやってるのだったら具体的に何を申し込んでないかまで言えたはず。なのに言わないということは、おそらく「親切にもお知らせしてくれてる」と思わせるための決り文句なんだろう。
これは上手いことやるもので、私これでかなり信用してしまってたなあ。
それで次は、私がdocomoのスマホとSoftbank Airを併用してる状態で、スマホもソフバンに統一すれば割引が……というような話をしてきたのだけど、これはちょっと私の事情でスマホの方を動かせなかった。
まあこの事情はあちらが知る由もない。
それからまだ話が続いて、家の電気の話を始める。
これはまあ、今時よくある新電力の話だろうと思って、私はほんと70年代にPCスマホ通信機器だけ載ってるみたいな生活してるから、月の電気代が2000円台だから別にいいよ、とさっさと断りにかかった。
しかし電話の兄ちゃん、「関西電力とキャンペーンをやってる」「電気会社を変えろという話ではない」とまで言った上で、「2ヶ月間電気代が無料になるキャンペーンがあるから」という。
聞いたこともない話で、まあ私もアンテナ貼ってるわけじゃないし。
で、あっちはかなり押し込むように「電話口じゃなんだから窓口で詳しく話をさせてください、ショップの予約取りますから」と言ってくるのさ。1月中旬だからコロナ上向いてる頃だったけど。
それで実に28分に渡る長い電話を終えて、後日予約してあるソフトバンクの店舗に行ったわけよ。
そしたら窓口のお兄さん、「どういったご用件ですか」から始まるもんね。あの電話の兄ちゃん、なんで用件伝えてないんだよと。
まあ電話の兄ちゃんがボンクラでも窓口のお兄さんに怒ってもしかたないし、「ソフトバンクから電話があって、関西電力と電気のキャンペーンやってるから話してくれといわれた」と伝えたわけよね。
そうすると「でんきを契約するなら云々」と話が始まる。でんきを契約ってなんだ。さっぱりわからん。
電話の兄ちゃん、「ソフトバンクでんき」というサービス名称を一言たりとも口にしてなかったの。私は関西電力とのキャンペーンだというから来てるの。
窓口のお兄さんも、まさかそんなトークされてると思ってない、電気の話するからソフトバンクでんきの契約だろうと、いきなり「でんき」という一般名詞と区別がつかない略称で喋ってるの。
あー、これはあのセールス電話してきた兄ちゃんが、いい加減に調子のいいことを平気で言ってしまうタイプか、と私もやっと認識した。
で、状況認識のすり合わせを行って整理したところ、「ソフトバンクでんきに契約するなら電気代1ヶ月無料と、Softbank Airが100円引きになるだけですね」と。「だけですね」はほんとに原発言ママ。
いや私もASDだから、こりゃ端的に事実がそうなんだろうと理解するんだけど、ちと携帯キャリアの窓口でそういう言い草が飛び出すと思わなかった。
続けて、「今日の契約だと無料期間は1ヶ月だけど、明日契約するなら2ヶ月になります」と。
電話の兄ちゃん、無料期間が変わる日を把握せず、その前日に私の予約いれて店に送り込んでるの。売ってるもんの内容わかっとらんのか。
「ソフトバンクでんき」というサービス名称すら言わず、虚偽と言わざるを得ない説明をして来店させておいて、言ったサービスが提供できない、と。
ハンロンの剃刀に従えば無能なんだろうけれど、これ悪意と無能が両方になってない?
窓口のお兄さん、正直どう見ても塩対応というか、迷惑な客に対して防御を固めて、できるだけ歓迎の意思を見せずに速やかにお帰り願いたい、って感じの態度だったけれど、これは流石に責めづらいな。
ソフトバンク本体があんな不適切かつ間抜けに間違えたセールス電話で窓口に客を送り込んでたら、勘違いした客の無理な要求を受けなきゃならんのは窓口でしょうよ。
私みたいなのは電話と窓口を切り分けて電話にだけ怒るけど、普通は「ソフトバンクが」と一緒にして怒るし、そもそもソフトバンクが会社としてセールス電話と窓口がちゃんと連携してないのがおかしい。
まあ一番割食ってるのは窓口のひとだろう。「本体のセールス電話で送り込まれた客は警戒する」となっちゃってても仕方ない。
セールス電話掛けてる連中は、無責任に今日も誰かを不適切に釣っては窓口に送り込んでるんだろう。窓口からの抗議が届いてるのかどうか知らんけど。
いずれにしてもソフトバンクという会社全体として、なんかずさんな体制でやってる会社やねんなあと思わざるを得ないな。Yahoo! BBを始めた頃から雑な仕事なのは見えてたから、変わらんのかもしれん。
で。まだあるよ。
今、土曜日の夜7時半に、また電話してきよったのよ。
前の電話で入れた予約どおりにちゃんと来店したかの確認だってよ。
そもそもなんでそんなこと店舗から報告されないシステムなんだよと思うけど、そんなこと聞かれたら、前回の電話が如何に無茶苦茶な内容だったか、それで行ったから窓口でも酷いことになった、ろくでもない仕事するなら二度とかけてくるなと言わないとしゃあない。
あれだけいい加減な電話しておいて、わざわざヤブつつきに来たら蛇しかでんわ。
セールス電話で店に行かせた上で確認の電話までルーチンなんだったら、これ確認の電話してる人が災難じゃないの。
最初にセールスしてきた奴と確認の人は別だったから、今回の電話で怒っても仕方ないので、できるだけ怒声罵声にならんように抑えるべきだとは思ったんだけれども、ちょっと完全に履行できたともいわない。
なんかもー、セールス電話のいい加減さから起きた事態、誰も得せずに損しかしてないやん。
私は時間取られて無駄足踏んで腹立てて、販売店も身を守るための塩対応で印象悪化させ、確認電話した人は自分がやったわけじゃないことで怒られ、ソフトバンクは信用落としただけで何一つ利益を上げてない。
直接的にはメチャクチャなセールス電話してきた奴が悪いんだけれど、あんなことをやらせるような体制でやってるソフトバンクが悪い。
仕事はまともにやってくれ。