堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

芳文社77円セールのおすすめメモ

  どうもセール情報の一覧性が悪いので、きらら系で私が思うところの面白いやつピックアップしておく。
 私が読んでたのは2009年から15年末までの5年ちょっとなんで、知ってる作品が古いけど。

 

 

  ゆるキャン△は3巻まで。

 ちなみに「Aチャンネル」「ブレンド・S」「ご注文はうさぎですか?」はセール対象外、「きんいろモザイク」「こみっくがーるず」は3巻まで、「NEW GAME!」は1巻がセール対象。別にこのへんは私が推さなくても買われるだろうからパス。

 

 全巻対象。勝手にミラクの運命がかかってる作品と決めつけてたけど、あの読み、本当になってしもうたな。

 

 全10巻で9巻まで対象。
 2009年からきららに入った私には古典なのだけど、やっぱり質が高い。

 

 既刊全11巻対象で、まだ連載中。
 キルミーベイベーから入って、カガクチョップとかに手を出してカヅホの本性を知ってドン引きするのが一連の様式だから、そうしたらいいと思う。KMBは折部やすながすべてを解毒してる。

 

ゆゆ式 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

ゆゆ式 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

 

 7巻まで対象。既刊10巻でまだ連載中。
 きららアニメで一番面白いのはゆゆ式だと言う人はややこしい人なのだが、私も言う。

 

 4巻まで対象、既刊7巻で連載中。
 連載では最初の2巻分くらいしか読んでないけど、内容が薄いといわれるきらら四コマの中で、特に薄味に見えてた作品だった。それでもちゃんと目にとまって記憶に残ってた、アニメ化もされた、何か違うところがあるんだろうと思う。

 

 全7巻対象。
 変顔マンガみたいなウケ方をして、なんだか戦略的にアニメ化されたと思ったらシャフトアニメにされ、次回予告で流れる洗脳ソングが当たるという、世間に翻弄されまくった。本来はしっとりした作風の作者・作品で、当時のきららミラクの屋台骨を支えた佳作だった。

 

 全3巻対象。
 変に世間に翻弄されなかったらこういう作風になる。

 

 全7巻で6巻まで対象。追憶旅話は外伝。
 きゆづきさとこは、相対的な言い方で悪いけれども、きららの中では別格みたいな水準で描いてくる人なので、どれ読んでも外さないし全部読むべき。

 

 GAも全巻対象。
 私はGAのアニメからきららに手を出して、本誌でGAの連載が終わるとともに購読をやめちゃったんだけど、そうなってしまうくらいの作品だった。今でもきららで一番優れた作品を挙げろといわれれば、私はGAを挙げる。

 

 全2巻対象。
 時々MAXに載る、特異なセンスで持っていくタイプの作品。
 この頃のMAXはたまにこういう変なのが連載されて、異様に面白いのも多かったもんだ。「スイーツどんぶり」というのも抜群に面白かったんだけど、セール対象どころか電子化されてないのが惜しまれる。

 

 全2巻対象。
 ゆるキャンから遡ったら「なにこれ」と思うだろうし、センスで走ってるからピンと来る人にしか理解されないタイプ。それから友人が買ったら「線が細くて細かすぎて読めない」という話だったから、iPadとかでかい画面で読めるのでないと辛いかも。
 本来こういうセンス系のやつは、誌面では脇役というか、多くの読者にはわけわからんといわれつつ一部のコアファンがつくような扱いになるべきなんだけど、これが連載されてた初期のミラクは、なんというかこれが主役に近い位置に居なくちゃならん有様になっていて……。

 

  全2巻対象。
 「月曜日の空飛ぶオレンジ。」の次にやった作品なんだけど、これもまたセンスで突っ走ったから、ゆるキャンからの遡行は難しいと思う。
 これでもまだ前よりはわかりやすくなってるんだけど。偉人がいろいろ出てくるからFGOみたいなもんだよ。

 

 全5巻対象。
 10年代前半、きんモザごちうさで「きらら系とはこういうやつ」という雰囲気が確定していくんだけど、その頃にちゃんと男が出てくるラブコメで向こうを張って大健闘していた作品だった。あと2年早かったら、あるいはミラクが創刊されてなければ、アニメ化までしてたんじゃないかと思ってるんだけど。

 当時のラブコメ勢で強かったのが「箱入りドロップス」だったけど、これはセール対象外。
 ラブコメというかギャグ漫画に寄ってたけど「彼氏ってどこに行ったら買えますの!?」もセール対象外。これは定価で買えばいいと思う。

 

 全4巻対象。
 鈴城芹もまた上手い作者だから、どれ読んでも外れはないね。
 しかし他の作品(「くすりのマジョラム」「JC探偵でぃてぃくてぃ部」「ホームメイドヒーローズ」)はセール対象じゃなかった。

 

 全3巻対象。
 DOS/V POWER REPORTで「わがままDIY」を描いてる人の写真部マンガだから、どういう層が狙われてるかはわかると思う。

 

 全5巻対象。
 ゴキブリが健気に生きる作品、と字で書くと異様だけど、読んだら別にそんな無茶なものではなく、絵が上手くて芸風に品があって、実に佳作だった。
 アニメ化じゃなくてプラモ化されるという不思議なことも起きた。

 

 全2巻対象。
 これはセンスがおかしくて面白いタイプ。タイトルからおかしいからわかるとは思うのだけど。

 

 全2巻対象。
 作者がベテランで、「三者三葉」の荒井チェリーと並んで、けいおん以前のきららの空気を残した作品をずっと載せてくれてる。
 きららって、エロに走るわけにもいかず、あんまり尖ったネタをやってもウケず、絵の描き込みを増やしてもコマの小ささに阻まれ……などなど、かなり制限の多い世界と思うんだけど、そういう制限下で安定して面白いの出し続けるのって大した仕事だと思う。