コロナ禍の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
まあ私よりマシに生きてるかと思いますが。
石川県へのIターンを探してたこと
去年の秋に石川県の内灘町に行ったりしてたんだけれど、あれ実は就職活動だったの。ちょっとした縁があって、石川県で働いてみないかって話になって。
で、そこはあいにく落ちてしまって。いくらなんでも同時に受けてた人が良すぎたらしい。
その後、もう一度石川県某市に仕事の口があるということで応募して、いざ面接に行こうという直前で近い親戚が急病で倒れ、行ける状態でなくなってしまった。
それが落ち着いて、改めてまた話聞いたりしてたらコロナウィルスが来た。
セミナーやら面談が飛び、そもそも出てる求人が有効なのかも判断できず、面接のために大阪から石川に行くこと自体が不味い、となっちゃっては、どうもこうもしようがない、と。
で、今に至る。
もしコロナウィルスが落ち着いたとしても、今まで以上に「都会からやってくるよそ者」が歓迎されない雰囲気が強まるだろうな、と思う。
私は悲観的というか現実的なので、日本でコロナウィルスがそのうち落ち着くという観測すらしてないけどな。
ま、仕方ないのだ。誰が悪いわけでもなし。
仕事探してる間、石川県への好感度は上がった。
石川県民のソウルフードというかソウル調味料であるらしいこの「とり野菜みそ」、頂いて食べてみたら、美味くて便利ですごく良い。
てきとーに野菜と肉突っ込んだ鍋も美味いし、豚肉に塗って焼くとか焼き飯の味付けに使うとか、汎用性も高い。
意外と大阪のスーパーでも売ってることがあるので、見つけたら買ってリピートしている。
銭湯のこと
趣味で銭湯巡りをする人も少なくないというのだが、私は家に風呂がないから銭湯に行かなきゃ仕方がない。
24時間営業のスポーツジム契約して、毎日マシン使って運動してからシャワー使わせてもらう、ってことをしてたら、ジムが自粛で閉まってしまった。まあそれは仕方ないが。
まー、世の中の9割くらいの人は家に風呂があるんだと思うけど、近頃の事態にあって、公衆浴場というのが「公衆衛生上必要な施設」という認識とか取り扱いがあんまりないような気がする。
休業する銭湯も出てきていて、これからどんどん休むようになったらいよいよどうしたものか。流しで頭洗って体拭くくらいしかできなくなるぞ。
で、銭湯も定休日があったり、私はわりと同じところばっか行くの好きじゃないタイプだから、何件か行けるところを巡っている。
この外出自粛の折になに遊び歩いてるんだとかいわれるかもしれんが。
まあ、大体の人が風呂付きの家に住んでる今、なかなか銭湯も苦しい。
浪速区や阿倍野区だと、わりと新しくてきれいで、設備も充実したような現代的な銭湯が多くなってるようだった。そういうところでないと生き残れないんだと思う。
一方、西成区になるとさすがに、私と同じく風呂なしの家に住んでる人が多いから、昭和の雰囲気丸出しのオーセンティックな銭湯が多数ある。
靴入れの木札キー。
券売機で切符買ってフロントに出すなんてハイカラなもんじゃなく、番台に現金。
ロッカーも100円入れろとかめんどくさいこといわない。
鏡には、多分もうなくなってるであろう店の広告が今も残る。
浴室は、この中央に湯船があるスタイルもあれば、入って左手にカランがずらり、右手は浴槽がずらりというスタイルも。
しかしケロリンの桶なんてわざとらしいものは置いてない。
感染者数と人口の比率って意味なくない?
仕事が不安定な状況にあるもんで、昨年末から現場仕事を手伝わせてもらっていて、あちこち行っている。今も。
しかし車の中でテレビがついてるけど、これが思った以上にしんどい。
私もう2年ほど前からテレビ持ってないし、それ以前からもうアニメかNHK・Eテレの教養番組しか見てなかったから。
で、どうもネットで私が見る範囲ではしばしば批判されてる立川志らくさん、あの人が司会やってる番組が車内で流れてたりするんだけど、なんというか、別にそこまでむちゃくちゃという印象はなかった。
最近は「徹底的に検査する韓国のやり方が正しかった」と、私が知ってる範囲ではまあそう判断されてるし、数字から見てそうだろうと私も思っている。
で、志らくさんの番組でも、韓国で抑え込みに成功してるって話が流れたんだけれど、コメンテイターのひとりがえらくムキになって「いや日本のやり方は間違ってない」と言い張っていた。
現に韓国が上手くやってるというだけの話をするのにも、反対意見を置いてバランスを取るというような謎の作法でもあるんかな。
でまあ、テレビを横目で見ただけの記憶だから正確ではないんだけど、「まだ日本と韓国の感染者数は同じくらい、日本は韓国の2倍くらい人口があるんだから、日本は韓国の半分で抑え込んでいることになる」みたいなことを言ってたように思う。要は人口に対する感染率で比べろというような。
本当にテレビのコメンテイターがこう言ったかは定かでないけど、同じ理屈をネットでも見かける。直接話して聞かされたこともある。
けど、私にはこれ、だいぶおかしな理屈に思うのだよな。
人から人へと感染するウィルスがあって、それが広まっていくペースって、人の総数に影響されないよね?
100万人の国と、1000万人の国とで、ある1人から同じペースで感染が広まっていったとすれば、50万人に感染するのは同じ日だ。
それに、50万人の感染者は、100万人の国では50%、1000万人の国では5%だから、人口に対する感染者率でいえば大きく違うように見えるけど、その比較に意味ある?
100万人の国で20万人の感染に抑えて、1000万人の国で50万人が感染してたら、100万人の国は20%が感染してるから、5%しか感染してない1000万人の国のほうが対策に成功している、って、言うの?
比率で日本と韓国を比べると日本が有利に見えるだけで、比較として意味がないんじゃないかな。日本って案外人口多いから、ヨーロッパ諸国と比べても有利になっちゃう。
日本が不利になる国と比較すると、インドの感染者17656人に人口13億5000万、日本の感染者10751人に人口1億2700万(感染者数はGoogleの統計を4月20日22時45分に見たもの、総人口はこのページから)だから、インドの方が日本より5倍以上感染抑制に成功してることになるけど。
人口密度が高い国ほど人と人との接触が増えて感染機会が増えるから不利、という論は立てられないかな、とちょっと思ったのだけど。
日本の人口密度は336人/km^2、韓国の人口密度は485人/km^2。あら。(うぃきぺから)
シンガポールはかなり持ちこたえてる国(ここ数日苦しいみたいで、指数関数的な増加になってしまってるようだけど)だけど、人口密度6773人/km^2と桁違い。
シンガポールの人口密度と、東京都の人口密度が近いね。6359人/km^2とのこと。
ソウル特別市の人口密度は16102人/km^2ですって。あら。
まー、自分で思いついたとはいえ、これはダメっぽいな。
「韓国のほうが人口密度が高くてより苦しいはずなのに、日本と同等の感染者数で抑えているから優れた対策ができている」っていう雑な主張をするのは、恥かきそうな予感しかしない。