しばらくぶりのプラモ。
舷側に窓っぽく穴を掘っただけで、あとはただ組み立てて色塗っただけのおおらかプラモデリング。
ウォーターラインシリーズ NO.75。ちょっと写真に写ってないんだけど、アオシマのロゴが旧ロゴだった。70年代くらいの製品じゃないかな。
2009年1月にリメイクされていて、それはNO.328ね。
ウォーターラインシリーズは1971年、タミヤ・ハセガワ・フジミ・アオシマの四社合同企画で始まった。
当時は、小さめのスケールで部品点数少なめの手軽なモデルで、たくさん艦隊これくしょんして連合艦隊を並べようぜ、ってなものだったそう。
この四社の中でもアオシマというと、ちょっとクオリティが一枚落ちる感じがあるんだけど、まあ、実際かなり、アオシマの旧キットはおおらかだ。(今売ってるアオシマの製品はリメイクされていて、びっくりするほど精緻なキットになっているので、あくまでおおらかなのは旧キットだけね)
おおらかなキットだから、作る方もおおらかに。
正直なところ、一部パーツの向きを間違えたり、マストのパーツとかどう取り付けたらいいのかわからんパーツがあったり。
古いアオシマのキットは説明書もおおらかで、説明書に指示されている場所にパーツをつけようとしても、どのように付くのが正しいのか説明書からもパーツからも想像がつかなかったりすんの。わからんパーツは大胆に省略。
アップにすると、キットも作った私もおおらかなのが見える。欠損させちゃったパーツがいくつも……
でもアオシマのおおらかな旧キットは、田舎の小学生の間で「プラモ名人の兄ちゃん」などと呼ばれる中学生の作品、くらいの水準をめざして作ればいいのだ。そんな兄ちゃん今時おらんかもしれんが。
舷側に窓っぽい穴をあけ、色だけは全面に塗装。
それからフィルタリングというと大層だけど、タミヤのスミ入れ塗料でモールドのエッジに墨を入れつつ、大まかにムラっぽく全体的に塗っておく。
最後につや消しスーパークリアを吹いておしまい。
これくらいだと、さして手間かからずに雰囲気は出る。
アオシマ旧キットも、巡洋艦クラスならそれなりに船体の上にごちゃごちゃとモノが乗るので、キットはおおらかでも出来上がればそれなりに密度感ある。
作ってるときには実におおらかに思ってたんだけど、完成して写真に撮ったら結構いい感じに見えるな。インスタばえする香取であった。