久しぶりにプラモづくり。
艦これでもおなじみ秋津洲。
艦船キットは、私はポピュラーなウォーターラインシリーズしかやったことがないもんで、ピットロードのスカイウェーブシリーズは今回初めて。
ピットロードは造形レベルが高いと聞いていたけど、どんなもんかなと。
当然ながら二式大艇もついてくるんだけど、さすがでっかいな。1/700でこのボリューム。
秋津洲は5000tくらいしか排水量のない小さな艦ではあるけれど、これをクレーンで吊り上げるのはおっかないな。転覆しそう。
九七式飛行艇も含まれているので、そっちを組み立ててもよし。
キットとしては、噂通り精密な作りしている。
甲板に、滑り止め加工の鉄板みたいなモールドが一面につけられている。これはさすがにオーバースケールな気がするが。
そういえばアオシマ新金型も、多分オーバースケールであろう装飾的なモールドが多数入ってたな。流行?
アオシマは舷側にもモールドだらけだったけど、ピットロードはあっさりしていた。
寂しいからドリルで窓っぽく開けてみたのが、今回、素組以上の手を加えた唯一の部分かな。
ただ、タミヤほど金型の精度が高いわけじゃないみたいで、ところどころパーツが頼りない。目に見えてひどかったのは船底パーツで、明らかにモールドが真ん中からずれていた。
船体のような大きいパーツになると、明らかにえぐれてるくらいのヒケが出てたりもする。
ピットロードのキットは初めてだが、とりあえず一通り部品がついた。かなり細かいパーツの多いキットだけど、微妙に成形の精度が落ちる感じで、パーティングラインが段差になったりしている。あともう少し切り離しやすいランナーつけてほしいかな…… pic.twitter.com/qizyG1qBwY
— 無謀庵II' (@Mubouan) 2018年3月19日
上ツイートで出している二式大艇のプロペラは、まあエッチングソーで切ればいい話ではあるけど、ニッパーとアートナイフだけでやってたら難しい。
アンテナやマストなどのパーツも、下手にニッパー入れるとそれだけで折損するようなのがあり。まあそれはどのメーカーでもあるが。
しかし、他の艦船にない特徴であるクレーン周りは、特に難しいパーツ形状にはなっていなかった。無茶に細かいパーツもないし、組み立てもしやすくできていた。
塗装はファレホのダークシーグレーで塗って、タミヤのスミ入れ塗料ブラックをモールドに流したり、塗ったりぼかしたりして陰影つけたり。さほど凝ったことはしていない。
説明書では、黛治夫艦長が施した独特の迷彩塗装の解説があった。やってないけど。ボックスアートもそのカラーリング。
付属のデカールは品質がよかった。地味に日章旗をポールに巻きつけるのが難しかったりするけど、これはすんなりやれた。
余談だけれど、説明書によると、船の科学館に二式大艇が展示されてるらしい。
東京に住んでた2016年に行ったら、改装してて別館しか入れんかったのよね。惜しい。
艦これタイアップで、かなり艦船模型が売れたタイミングがあったようだ。
が、それほど長く売れ続けたわけでもないようで、今はもう祭りのあとという感じがなきにしもあらず。
模型業界がタイアップに空騒ぎしちゃうの、前にもアイドルマスター痛戦闘機プラモでやらかしたのになあ。
アイマス痛飛行機キットは、プラモに結構慣れていても、難しそうで手出しする気になれんかったもんなあ。あんな巨大なデカール貼り付けるの、すごく難しいのが目に見えてる。
艦これキットも、そもそも1/700スケールで非常に細かいパーツが多い艦船キットは、ある程度慣れて要領掴んでいないと。
上でもちょっと書いてるけれど、ランナーからパーツ切り離すだけで壊したりするからなあ。部品の大きさが数ミリなのも当たり前で、ピンセットとハケ塗り瞬着でちまちま取り付け続けにゃならんし。
作る人だけに売るのも市場に限界があるけれど、作らない人に売られていくキットというのもちょっと寂しい。