堺風の頭部

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ピットロード 1/700 秋津洲

  久しぶりにプラモづくり。 

ピットロード 1/700 日本海軍 飛行艇母艦 秋津洲 W50

ピットロード 1/700 日本海軍 飛行艇母艦 秋津洲 W50

 

  艦これでもおなじみ秋津洲

 艦船キットは、私はポピュラーなウォーターラインシリーズしかやったことがないもんで、ピットロードのスカイウェーブシリーズは今回初めて。
 ピットロードは造形レベルが高いと聞いていたけど、どんなもんかなと。

 

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 当然ながら二式大艇もついてくるんだけど、さすがでっかいな。1/700でこのボリューム。
 秋津洲は5000tくらいしか排水量のない小さな艦ではあるけれど、これをクレーンで吊り上げるのはおっかないな。転覆しそう。

 九七式飛行艇も含まれているので、そっちを組み立ててもよし。

 

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 キットとしては、噂通り精密な作りしている。

 甲板に、滑り止め加工の鉄板みたいなモールドが一面につけられている。これはさすがにオーバースケールな気がするが。
 そういえばアオシマ新金型も、多分オーバースケールであろう装飾的なモールドが多数入ってたな。流行?

 アオシマは舷側にもモールドだらけだったけど、ピットロードはあっさりしていた。
 寂しいからドリルで窓っぽく開けてみたのが、今回、素組以上の手を加えた唯一の部分かな。

 

 ただ、タミヤほど金型の精度が高いわけじゃないみたいで、ところどころパーツが頼りない。目に見えてひどかったのは船底パーツで、明らかにモールドが真ん中からずれていた。
 船体のような大きいパーツになると、明らかにえぐれてるくらいのヒケが出てたりもする。

 

 上ツイートで出している二式大艇のプロペラは、まあエッチングソーで切ればいい話ではあるけど、ニッパーとアートナイフだけでやってたら難しい。
 アンテナやマストなどのパーツも、下手にニッパー入れるとそれだけで折損するようなのがあり。まあそれはどのメーカーでもあるが。

 しかし、他の艦船にない特徴であるクレーン周りは、特に難しいパーツ形状にはなっていなかった。無茶に細かいパーツもないし、組み立てもしやすくできていた。

 

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 塗装はファレホのダークシーグレーで塗って、タミヤのスミ入れ塗料ブラックをモールドに流したり、塗ったりぼかしたりして陰影つけたり。さほど凝ったことはしていない。

 説明書では、黛治夫艦長が施した独特の迷彩塗装の解説があった。やってないけど。ボックスアートもそのカラーリング。

 付属のデカールは品質がよかった。地味に日章旗をポールに巻きつけるのが難しかったりするけど、これはすんなりやれた。

 

 余談だけれど、説明書によると、船の科学館二式大艇が展示されてるらしい。
 東京に住んでた2016年に行ったら、改装してて別館しか入れんかったのよね。惜しい。

 

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 艦これタイアップで、かなり艦船模型が売れたタイミングがあったようだ。
 が、それほど長く売れ続けたわけでもないようで、今はもう祭りのあとという感じがなきにしもあらず。

 模型業界がタイアップに空騒ぎしちゃうの、前にもアイドルマスター痛戦闘機プラモでやらかしたのになあ。

 

 アイマス痛飛行機キットは、プラモに結構慣れていても、難しそうで手出しする気になれんかったもんなあ。あんな巨大なデカール貼り付けるの、すごく難しいのが目に見えてる。

 艦これキットも、そもそも1/700スケールで非常に細かいパーツが多い艦船キットは、ある程度慣れて要領掴んでいないと。
 上でもちょっと書いてるけれど、ランナーからパーツ切り離すだけで壊したりするからなあ。部品の大きさが数ミリなのも当たり前で、ピンセットとハケ塗り瞬着でちまちま取り付け続けにゃならんし。

 作る人だけに売るのも市場に限界があるけれど、作らない人に売られていくキットというのもちょっと寂しい。