堺風の頭部

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あっさりした米を食べたい

 パナ様が「米について書けや」と、餌をぶら下げてはてなブロガーを煽っている。

 米に関しては私もうるさいぜ、といいたいところなのだが、別に一家言ないのであった。
 が、まあ、私も自炊おじさんだから、いつも飯くらいは炊いている。

 

 私はいつも思うのだけど、なんか日本人は「もちもち」と称する食感が好きすぎるんではなかろうか。
 若い女の子はタピオカを主食にしているし(偏見です)、お菓子などもすぐもちもちアピールをする。
 食パンもそう。安物でもそういう指向があるのは感じるし、高級品にするほどもっちもっちしている。フランスパンですら中はもちもちしてたりもするから驚く。

 ちょっとうんざりしている。
 私は食べ物をよく噛んで食べる方なのだけど、あまりもっちりもっちりした食感のものは、なんだか口の中で重い。噛むほどに粘っこい塊になっていく感じがある。
 食パンは、トーストにすればサクサクになるようなのが好きなのだ。それがどれもこれももっちりもっちりしよって。

 

 米に関しても、最近のはもっちゃりもっちゃりと、噛めば噛むほど餅になるような気がしてしまう代物ばかり。

 もっちゃりもっちゃりはコシヒカリの特性なのだけど、それを鬱陶しがる私は残念ながら少数派に属する。
 コシヒカリを避ければいい、と思いきや、そのへんのスーパーとかで買える米はどれもこれもコシヒカリの子品種や孫品種ばかりだ。あきたこまちヒノヒカリ、ひとめぼれ、はえぬき、ななつぼし、どれもこれも。
 そしてこれがまた、コシヒカリのもっちゃりもっちゃりした食感を長所として受け継いでいる。売ってる米のほとんどがもっちゃりもっちゃりしてるという有様。

 

 ササニシキだったら、こんなにもっちゃりんこした食感ではないのはわかってる。
 一度売ってるのを見かけて喜んで買い込み、「ああこれがいい、このさらりとした軽い食感がいい」と確認したものでした。昔食べてたご飯ってこんな感じだったと思うけどなあ。
 でも今、知ってる店にササニシキ売ってるところがひとつも見つからない。
 私が子供の頃には、コシヒカリと並んでコメ業界の二大巨頭だったササニシキも、93年の大不作で壊滅、栽培の難しさを嫌われて一気に作付面積を減らしてマイナー米になってしまったそうで。

 

 ササニシキのようなさっぱりした米は、アミロースの含有率が高い品種だそう。
 最近でも「夢十色」とか「越のかおり」などがあるようですが、米粉にして加工するような目的で栽培されることが多いと。
 通販とか探せば精米して売ってなくもないけど、値段が高い。高アミロース米は栽培が難しいそうで、作ってる量も少ないだろうから安くなりにくそう。

 アミロース含有率は、ササニシキは25%くらい。
 コシヒカリ系列は16~20%くらい。ヒノヒカリはえぬきが20%くらいで高めだそうですが、ヒノヒカリでも私には十分もっちゃりかな。(奈良に住んでた時、地元産ヒノヒカリが徒歩1分の米屋で格安だったから常食してた)

 

 アミロース含有率をヒントに、もっちゃりしてない米を探せるかな……と思ったものの、品種が少ない、生産量も少ない、売ってる店も少ない。うーん。
 コシヒカリもっちゃり独裁政権が打倒されないことには、私好みの米を食う自由はないのだろうか。さっぱり系として人気の高いつや姫を足がかりに、ささ結や青天の霹靂とかの非コシヒカリ勢力を糾合して革命を……

 

 

 

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