前回の「ビタミンCドリンク」を購入した激安自販機で、またも新手を見かけたので確保してきた。
トモビタンVドリンク。50円。
友をビタンと叩き潰してしまって勝利のVサイン、という響きがある、なかなか修羅の国の様相が垣間見える商品名だ。
ただ、どうも九州では人気の高いローカル商品であるらしく、 Amazonでも買えちゃう。前回の「ビタミンCドリンク」がメーカーすら検索にひっかからない有様だったのとは大違いだ。
これを珍ドリンク呼ばわりは、大阪人の傲慢なのかもしれない。
友桝飲料だからトモビタンなのかな。
成分の方は、オロナミンCドリンクと比べると一部足りない。
トモビタンVには、溶性ビタミンP、トレオニンが入っていなくて、香料・ビタミンCの順番が逆。果糖ぶどう糖液糖と砂糖も逆だ。
概ね似た成分だが、やや分量が異なるのだろう。
カロリーは、オロナミンCが1本あたり79kcal、トモビタンVは63kcal。炭水化物量も少なく、やや糖分控えめなのだと見られる。
しかしナイアシンは同量、ビタミンB2・B6・CについてはオロナミンCを上回る含有量だ。
エネルギーがほしければオロナミンC、ビタミンがほしければトモビタンVという飲み分けが可能かもしれない。
実際飲んでみると、やや甘ったるさは控えめには感じられた。
だが、なんとなく苦味があるような気がする。何の味だろう……
友桝飲料のウェブサイトを見てみると、思いの外ハイカラな作り。
明治創業で100年以上の歴史を持つ老舗でもある。
友桝飲料を知らないのは、単に私が無知なだけといってよいのだろう。
トモビタンVを知らなかったのも、やはり私が無知なだけだったかもしれない。