Photodnのオフ会で、奈良へやってきた。
奈良公園の鹿
奈良は「人より鹿のほうが多い」とおちょくられることが多いが、なにしろ世界遺産になったりして外国人観光客も大勢来ている。今や「人と鹿が同じくらい」というべきところだろう。
今回、「THETAと同じ手に鹿せんべい持って動画撮影したら、鹿に襲われる迫力の動画が撮れるんでは」という思いつきを実行してみたのだけど、THETAを食われそうになるという当たり前のトラブルが起きた。舐められてレンズべったり……
鹿せんべいのにおいがTHETAに移ったみたいで、その後も鹿がとりあえずTHETAを嗅ぎにくることに。
その動画がこれ。THETAを舐められ服をかじられ足を踏まれ。
こういうガンガン寄ってくる動物とTHETAは相性がいいな。
野良猫とかだと逃げられていまいちなんだけど。
鹿園の子鹿
出産シーズンの6月には、妊娠している母鹿と生まれた子鹿は、鹿園という施設に保護される。
奈良公園の鹿は本来は野生なんだけれども、こうも人と生活が重なっている以上は自然に任せるのも問題がある。
鹿はにおいで個体識別しているので、人が子鹿に触ってにおいをつけてしまうと、親が自分の子鹿がわからなくなってしまうとのこと。
たまに鹿園外で生まれちゃった子鹿が歩いてることがあるらしいが、くれぐれも触らないでやってほしいとのこと。
この距離感なので、写真撮りたいなら望遠ズームがほしいところかな。
PENTAX Q-S1にK→Qアダプター、smc PENTAX-M 50mmF1.7を取り付けて235mmにして。
めし。
郡山金魚資料館
今回は「大和郡山で金魚見たい」という話になり、天気もかなり強い雨が降り出したりして、移動。
しかしPhotodnには金魚写真の名手の方がいらっしゃるのだけど、考えなしに準備なしにいきなり金魚撮影するのは難しいものがあるな……。
最低でもPLフィルターつけたデジタル一眼は必要だったか。一昔前のコンデジなんかだとピント合わせもおぼつかない。
夏場は藻が増えたりで水がにごりがちというのもあり、天気もかなり悪くなってしまって、いろいろ悪条件になってしまった。惜しい。
もちろん金魚を買いに行くならいい場所と思う。
大和郡山城
数年前に大和郡山城には行ったことがあったんだけど、天守のほうが工事中で入れなかったのよね。
もともとは総構えのかなり大きな城だったけど、今も石垣は当時物らしいのが残っている。
戦国時代ファンには、大和郡山城といえば筒井順慶か豊臣秀長の城なのだが、城の中の神社に祀られているのは江戸中期に甲府から転封されてきた柳沢氏。
筒井順慶の治めた時代から、秀吉時代には秀長が大和・和泉・紀伊3カ国100万石の居城とした。しかし秀長も、その養子秀保も早くに亡くなってしまった。
その後は増田長盛22万石の時代があったけど関ヶ原の敗戦で追放。
それから筒井定慶という、順慶の親戚が入ったんだけど、大阪冬の陣で徳川と豊臣の板挟みになってしまって切腹した。
江戸時代には水野勝成→松平忠明→本多政勝と転々とし、本多氏のお家騒動でごちゃごちゃに。
その後、ようやく落ち着いて維新まで続いた柳沢氏が入った。
大和郡山城天守台からの景色。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
それから、以前来たときには入れなかった天守台跡地に。
発掘調査の結果、秀長か増田長盛の頃にはちゃんと天守があったのが事実と確定したとの話。
調査結果は看板で報告されているので、歴史ファン・城郭ファンはチェックしよう。
天気はかなり厳しく、天使の階段が出てるところもあれば、ピンポイントでにわか雨降ってるらしいところがあったりしたが、まあピーカン過ぎて空が青一色になるよりは良いという説もある。
大和郡山城天守石垣の「さかさ地蔵」 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
大和国は石材があまりないところらしくて、大和郡山城は転用石が多い。石地蔵もかなり転用されている。
で、たまたま石の隙間からさかさまに埋まってるのが見える「さかさ地蔵」が天守台北側にある。
このアングルでさかさ地蔵を見られるのはTHETAならではかな。
最後に紺屋町のほうの「こちくや」という土産物屋に寄って、その前の水路が流れる道からTHETAで一枚。