堺風の頭部

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アントニオコーヒービーンズ訪問記

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 久しぶりに、ドリッパーと豆を買ってきて、コーヒーを入れているのだ。

 もし私に、いい年してVtuberの影響かよと笑うならば、おっさんが何やってもかわいいJDのようにはならんぞと言われるならば、痛いことをしていると言われるならば、何千回でも答えよう、『そのとおりだ』と。(チェ・ゲバラ語る)

 いや、前からやってたけども。
 ベトナムコーヒー用のドリッパーで雑にいれてたのを、もうちょっと一般的な道具を買い足しただけで。

 

道具

 今回、道具はステンレスフィルターにしてみた。(どう見ても同型の商品がいろんなブランドでAmazonに並んでいるので、買う時に同じようなのから安いやつ選ぶほうが良いかと思われます)

 一般的なドリッパーは濾紙を使うのだけど、これはステンレスのごく細かいメッシュになっていて、そのままで使う。
 コーヒーの油分がけっこう濾紙でこされてしまって、それが味を損ねるというような話を聞いたことがあってだな。ステンレスならそこまで濾されないと聞いた。

 メッシュに粉が詰まって面倒とも聞いたけど、ハンドドリップ用としてお願いした粗さだったら別に詰まる感じはしないな。

 

 これも買い足し。
 ベトナムコーヒー用のドリッパーだと不要だから、手元になかった。

 

 ミルはめんどくさいから、店で挽いてもらえばいいとしよう。

 

 美味いのを飲みたいときは専門店で都度買うことにして、とりあえず普段飲みの安い豆を頼んでおいた。

 

ユニカフェ 香り立つ焙煎 スペシャルブレンド 500g

ユニカフェ 香り立つ焙煎 スペシャルブレンド 500g

 

 500gで637円とやっすいブレンドなのだけど、飲んでみると存外に私好みの味で、なかなかいい買い物だった。
 酸味少なくて苦味が強い、という表示がある通りで、どうせ安いのだからと豆ケチらずに多めにいったら、眠気が覚めるのができる。私はマンデリンのフレンチローストとか美味いいうて飲んでた口なので、よくフィットした。

 

アントニオコーヒービーン

Antonio coffee beans 〜アントニオコーヒービーンズ〜

 初めて店の前を通りかかった時にすごく気になっていたんだけど、その当時は、コーヒーをインスタントや缶以外で飲むことがなかった。
 いざ豆を買おうと思ったら、ふと思い出された。

 なんで飲まないコーヒーの店がすごく気になっていたのかというとだな。

 

 説明しないとわからない人に説明してわからせたところで何が面白いかなんて伝わらないから意味がないんだけれど、原作:梶原一騎・作画:原田久仁信のタッグで昭和時代に一世を風靡した漫画『プロレススーパースター列伝』において、アントニオ猪木の談話が紹介される時にこういう猪木の笑顔アイコンがつくのだ。
 「アントニオ猪木(談)」でぐぐれ。

 

 さておき、場所は大阪上本町駅からちょい西あたり。谷町九丁目駅からちょい南東でもよい。

 なんばや日本橋くらいからでも、ちょっと散歩のつもりくらいで歩いていける程度の距離だ。

 

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 お店自体は小さなところで、カフェスペース併設なんてこともない。

 

 中では、少しずつ焙煎した豆をいれた瓶が多数並んでいる。
 大きなお店ではないので、少量多品種の取扱い。

 購入単位が100gからなのも、ひとり暮らしには嬉しい。200gだとなかなか飲みきれなくって。

 

 お店の人もごく人当たりがよくて、偽らずあまり詳しくはなくて、今飲んでる安いのが苦いタイプだから、違う感じのにしたい、と頼んでいくつか選んでもらった。

 それで、酸味がいいというグァテマラのエクセルマウンテンというのにした。100gで390円。

 ひとり暮らしで1杯ずつしかいれないことも考慮してもらい、挽くのはすこーしだけ細かめにするのがいいとの話で、そうしてもらった。よく気を配ってくれる。

 お店の方で、買った豆と挽き具合などを控えてくれるので、次に来たときに、前回と同じにするか似たものにするか、ガラっと変えるかなど相談する時に考慮してくれるとのこと。リピートしてくれということやな。
 まあ、アントニオ看板に結ばれた縁、他に馴染みのコーヒー屋があるわけでもなし、大事にするのもよろしいでしょう。

 

 スーパーに並ぶようなコーヒー豆と違って、包装は普通のプラ袋で、結構開封前からコーヒーの香りがする。帰ったらキャニスターに移して保管。

 

エクセルマウンテンを飲む

 さて、さっそくいれてみた。

 

 粉の段階で、なんとも甘い香りがする。

 飲んでみたら、コーヒーなのに苦いより先に酸味がきて、甘酸っぱい。酸味はしばらく舌に残る。苦味はだいぶ抑えめ、というか酸味のほうが勝ってるので、コーヒーは苦いという感覚が覆されるくらいで。
 私は25歳くらいまでコーヒーは「苦すぎて舌が苦味に支配されて味わうも何もなくなる」と感じてたんだけど、あの頃にこういうの飲んでれば見方が変わったかもしれないなあ。

 30歳近くになって、勤め先のディスペンサーで出た、今から思えばうっすいコーヒーを飲んだら飲めて、それからちょくちょくコーヒー飲むようになったんだっけ。
 飲めるようになったらどんどん苦い方に好みが突き進んで、飲むのは常にブラック、ひとにインスタントいれても苦すぎるといわれ、ドリップで入れてみて美味いと思ったのマンデリンのフレンチロースト、とどんどん苦い方に飛んでいった。

 

 でまあ、これだけ見事に酸っぱいコーヒーというのはまるで慣れておらず、良し悪しはちょっと判断しかねるところがあるな。100g飲み切る頃には慣れてるだろうか。
 次も酸味系に挑むか、がっつり苦いのに走るか、平均的なのに日和るかは、飲んでから考えよう。