堺風の頭部

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立憲民主党大阪府連キックオフ集会に行ってきた

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 また枝野幸男見に行ってきた。

cdp-osaka.jp

 別に政治集会とか出るタイプではないもんで、他の集会と比べてどうかとかはさっぱりわからんが。

 

 

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 大まかに、まず枝野代表の話があって、それからインタビュー形式で枝野・辻元清美森山浩行のお三方が答える。
 まあ例によって、ネットに動画でアップされるだろう。それぞれ20分ずつの40分程度だから、わりと観やすいと思う。

 政策的なところは、まあ、選挙の時から概ね同じ。変わってたらおかしいけれど。
 民主党政権で枝野代表が経済産業大臣だったとき、中小企業の現場の声を聞けるようにと、商工会などにも参加してないような零細企業の話を直接聞く場を作っていた、という話が耳に残っていた。商工会に参加できるところだと、まだ中小の中では余裕あるところの声になっちゃうから、と。

 それと、枝野幸男は地元に後援会がないとのことで、自分を頂点とするピラミッド型の組織を作るんじゃなく、横のネットワークで活動してずっと当選し続けられる形を作り上げてると。
 私が立憲民主党を買ってるところは何より、人の話を聞く政党だと思ってるからなので、そう思えるような話が記憶に残った。

 あとは、確か森山さんの話だったか、「民主・希望と統一会派くらい組んだらいいんじゃないの」という声に、「自民と公明は統一会派は組んでいない、統一会派連立政権よりもハードルの高いことだ」と答えてたのは、そうなのかと。これは単に知らなかった。

 

 2月24日土曜日に、立憲カフェを開くとのこと。備えよう。

 

 それから、バズセッションというのがあった。

 来てる人で4人ずつくらいの小グループをつくって、参加者同士で話し合う。一応「立憲民主党を使って何がしたいか」というテーマで話す。

バズ・セッションとは - コトバンク

 

 これは面白い試みだったと思う。

 私の加わったグループだと、もう定年でリタイアした方ふたりと、私よりちょっと上くらいの人とで4人。
 デジタルネイティブな40代以下が中心のネットを見てると、「年寄りは自分が年金もらって逃げ切れれば若者なんかどうでもいいと思ってる」くらいの偏見を持ちそうになるけれど、シニアはシニアで我が子や孫の様子を見て色々気にしているなと。
 考えてみれば当たり前なんだけれど、シニアと話することないしなあ。

 知らない人同士だったけれど、意外と話も盛り上がった。
 本来は1時間くらいかけてやることらしく、20分だと物足りなさもあった。時間があったら、素朴な気付きみたいなことより突っ込めた気がする。

 立憲民主党に関心を持つ(しかも休日潰して500円とはいえ有料の集会に来る)という、傾向としてある程度近い人たちだから、話を始めやすいし対話が成立しやすい。
 しかし年齢やら立場、経験は全然違う4人になったから、「○○だー」「そうだそうだー」で終わりにもならなかった。

 

 一方で、会場全体の年齢層はかなり高い感じ。
 もう三十代末の私でも、会場にいる人の中では若い方から20%、下手したら10%以内だったかもしれない。

 また、250人中3人を見ても全体の傾向はつかめないんだけれど、3人とも、リベラル系の政治家の支援をしてたとか、学生運動してたとか、経験者だった。素人は私だけ。
 会場のそこここで、知り合いらしい人たちが声を掛け合ってる様子もあった。見た感じだけの話だけど、素人、って感じの人は少なくて、やはり元々政治活動に参加している支持者が中心だったのかなと。

 政党の大阪支部の結成集会なんだから当然だけれど、立憲民主党はネットの使い方が上手いと選挙の時に大いに話題になったところだ。
 だから今回も、私みたいに「ネットで見て興味を持って」とか「えだのん見に来た」っていう参加者、もうちょっといるものかと思ってたんだけれど。

 

 立憲民主党が普通の人の話を聞く政党であるなら、バズセッションにも、もっと普段は政治とかタッチしないような、ライトな人が多く参加しているほどいいように思う。そうでないと、政治活動に熱心な人の声がよく届くものになっちゃうし。

 ライトな人でも気安く声を届けられる仕組みとして、このバズセッションは面白いと思う。
 立憲民主党に、枝野幸男辻元清美に伝えたいことだとか、彼らを使ってやりたいこととか、そういわれてもちょっと、そういう言葉が出てこないからなあ。私もそうだ。
 話しているうちに、言葉がまとまってくるような感覚はあった。

 そもそもライトな人が参加していないと、単に経験者同士で前からの意見を再確認し合うようなことになっちゃう気もする。
 逆に、あまりにもバラバラで同質性がなさすぎる人たちでやっても、Twitterの不毛な喧嘩みたいなことになりそうでもある。どれくらいの塩梅がいいかは色々試行するしかないか。

 より参加しやすくなってると良いのはまあ間違いなかろうから、何か手段はあるかなあ。ネットでやれるようなシステムとか……

 

 それから少し気になったことがひとつ。

 枝野代表は全然やらないんだけれど、辻元さんとかは、たまに自民や維新をジョークでdis入れてしまうことがあって。(具体的な問題点を指摘してきちんと批判するのとは別で)
 まあ、TPOでいえば、今の立憲民主の支持者の多くは自民や維新に批判的だろうから、外れてはおらんだろうけれど。

 しかし反自民反安倍を重視するなら、野党は数のために野合したほうがよかったわけだし、立憲民主党はそれを蹴ってるわけで。
 アンチ安倍だからで支持してるわけではない、って人をこそ増やしていかないと。そういう人に、嫌いを共有した内輪ジョークでウケてる様を見せたりすると、マイナスになりそう。

 もちろん支持者の方もそうで、バズセッションやら立憲カフェやらで、支持者同士が話をすることも今後もあるんだろうけど、そういう場で「アベ政治を許さなーい」とか吹き上がったら、アンチ安倍というわけじゃない人が引いてしまう。

 まあ、こう言ってる私が、結構マイナスに感じるのだ。
 今の安倍政権がいいとは思ってないけれど、別にアンチ安倍をテーマに誰かと語らいたいとか、安倍やめろで団結したいという気はないのよね。