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堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

Reader Storeのリニューアル

 私はもうかなり古手のSONY Readerユーザーで、ストアでの書籍の購入も結構積極的な方と思う。

 しかし、つい先日行われたリニューアルってこれ、ひどいぞ。

 

良くなったところ

 まあ、よくなったところもあるのだ

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 今風のリキッドレイアウトになって、全般に見やすくなってもいる。
 前はなんとも古さがあったからなあ。

 

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 検索結果も素晴らしい改善で、シリーズを1項目として表示するようになっている。
 上は「宮原るり」の検索結果なわけだけど、以前は「河合荘」も「恋愛ラボ」も各巻バラバラに出ていた。シリーズがまとまったら断然すっきりする。
 これはもう良いとしかいいようがない。

 まとめられたシリーズ作品を開いたら、ちゃんと刊行順(降順だけど)にソートして表示する。実に探しやすいし、買い漏らしもすぐわかる。

 全般的に、検索してカートに入れて決済画面に行くところまでは、いい感じにやれるように改善されている。

 

あかんところ

 リニューアル前は、PCブラウザからストアを利用するにしても、購入後はPCのUSB経由でSONY Readerに転送して読むのが基本、といったインターフェースだった。
 リニューアル後は、PCブラウザから直接読むのが基本になっているようだ。PC版ビューアーは以前から実装されていたが、専用端末よりこちらが優先になった。

 まあ、専用端末ももう作ってないし、時代の流れといえばそうだ。
 ブラウザからすぐ読めるのも便利ではある。特に資料的なものをサっと確認したりしやすい。

 ただ、いくらなんでも、これほどまでReaderを使う場合の操作性を劣悪にしなくてもいいと思うのだ。ちょっと、本当に酷い。

 

「すぐに読む」→「システムエラー」

 いきなりちょっと横道だけど、ブラウザ直読み機能が、私の環境だとエラーになった。
 エラーになったらなったで何か情報を出してくれればいいのに、ただ「システムエラー」が生じたとだけしか表示しないで、トップページへのリンクだけがあるエラーページに飛ばされる。

 何の情報も出さないエラー表示は、こっちで原因わからないから困るんだけど、ともかくヘルプなど見ながら追求した。

ebookstore.sony.jp

ブラウザをご利用の場合のご注意
ウェブブラウザでコンテンツを読むためにはインターネット環境に接続している必要があります。コンテンツのデータサイズとインターネット接続環境によってはページめくりなどに時間がかかる場合がありますのでご注意ください。
ブラウザによる読書は機器認証のひとつに含まれます。機器認証が5台ある場合は、機器認証解除操作を行ってください。 

  専用端末、PlayStation Vita、スマホ2台(ひとつは古いやつ)、タブレットPCと、認証機器の5台上限にぶつかっていた。
 それでブラウザのビューアーが認証できずにエラーを出していたのだった。
 だったらせめて機器認証エラーとくらい表示してくれないものか。

 

なんで「ポイント全部使う」がないの

 使いやすくなった検索機能で、買ってなかったものをカートイン。ここまでは実に快適だった。
 それで決済に進んだ。

 私はいつも多かれ少なかれ、ストアのポイントを利用する。
 ところが、「ポイントをすべて利用する」という操作がなくなっている。

 Reader Storeのポイントと、ソニー直販サイト全般で使えるソニーポイントとを両方使えるようになったのだけど、そのポイント使用量の指定が、テキストボックスへの数値直接入力だけ
 私はPCから購入するからまだしもだけど、スマホからでもそんなことさせてるんだろうか。これはないと思うわ……。

 

なんで「すべてReaderにダウンロード」がないの

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 見ての通りで、Readerで読みたい場合は、1冊1冊ダウンロードするしかない。
 常識的に考えて、「すべてReaderにダウンロードする」という操作ができて当たり前だと思う。ない方がおかしいし、以前はあった。

 こんなことされたら、Readerで読むのがすごい煩雑になっちゃって。

 この「Readerで読む」というリンクをクリックすると、.mbbsという拡張子のファイルが保存される。
 そのファイルは、転送ソフトのeBook Transfer for Readerに関連付けされてるから、実行すれば転送が始まる。
 書籍ならすぐだけど、コミックだと一冊50MBくらいある。ある程度待ちが入ってしまう。
 ファイル保存→実行→待機、という3ステップを買った冊数だけ繰り返すというのは、これは相当酷い。

 しかも、.mbbsファイルは何かの内部コード由来らしいファイル名がつくから、ファイルだけ見ても何をダウンロードするかわからない。
 同じ本を二度ダウンロードしようとしてしまっても、eBook Transferは止めてくれることなく、平然と同じものを2回端末に入れちゃう。
 画面上に、すでにダウンロードをしたとかまだしてないとか、そういう表示も一切ない。当然失敗する。上の画像を採取したときにも、やっぱり1冊ダウンロードを漏らしていた。

 

本棚(購入履歴)の機能足りなすぎ

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 ソートはー?

 この並び順はどうやら、購入順で古い方を先に並べているらしい。
 なのだけど、これにも検索結果と同様に「シリーズ作品はまとめる」という機能がついている。で、まとまった作品がどこに居るかというと、どうやら最初の1冊を買った時期に置かれているようだ。
 購買日順ソートをするなら、シリーズは最後に買い足した時を基準に並べるべきだと思うんだけど。

 購入順の他に、著者順・タイトル順とか、できればレーベル順とかでソートできないと、探すものも探せないぞ。

 

 右上にタイル表示とリスト表示を切り替えるようなアイコンがあるけど、上の画像の状態がリスト表示。
 タイル表示にすると書名・著者名が消えて書影だけになる。

 書影消してずらーっと文字でリストするページが欲しいのだけれども。

 

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 絞り込み機能は、とりあえずジャンル絞り込みは使えそう。
 ただし、見ての通りそれなりに役立つのは書籍だけで、マンガは全部「コミック」というジャンルにされてるのがわかる。

 「作家」「シリーズ」の絞り込みは、過去に購入したことがある作家・シリーズがひたすらずらーっと表示される。どうやって使えと。
 これじゃフリーワード検索を使うしかないな。

 

 過去の購入履歴を、エンターテイメント的にビジュアルで見ることができるようにはなったけれど、「かつて買ったはずのあの本」を探そうと思ったら、タイトルか書名を思い出してフリーワード検索するしかない。
 まあ書影並んだ画面には一定の面白さはあるけれども、実用性には著しく欠ける。

 

「購入履歴」が購入履歴でしかない

 「購入履歴」が「本棚」とは別にあったけど、これほんとに年月日ベースで注文の履歴を見返せるだけで、ダウンロードリンクどころか書籍個別ページへのリンクすらない。

 よって過去に買った本の再ダウンロードは、本棚から辿ることになる。

 で、本棚はシリーズ作品をまとめる(まとめない設定は可能だけど)が、それは最初の1冊を購入した日をもとにソートされている。
 それで、「一ヶ月前に購入したシリーズ最新刊(1冊目を買ったのは2年前)の再ダウンロード」をしたいとなると、さて。

 購入履歴にリンクひとつ付いてるだけで、良いこと色々あると思うんだけどなあ。

 

 

 ここまで種々挙げた問題点、別に特殊な使い方をして生じてるわけでもないように思う。というか至極当たり前のことしてるだけやと思うのだが。
 強いて言えば、「未だにSONY Readerの専用端末を使っていて、今でも毎回複数冊購入する」というのが特殊というかマイナーだと思うけども、Reader Storeがその少数者を蹴っ飛ばしてはいかんと思うの。