堺風の頭部

徘徊、カメラ、PC、その他。

COSINA AF70-210mm F4.5-5.6 MC MACROと鶴見緑地公園

 αマウントの望遠レンズ3つ目。一応これで打ち止め。

 最短2.5mのCOSINA 28-200mmF3.5-5.6、最短1.9mのMinolta AF100-200mmF4.5、しかし今度のCOSINA AF70-210mmF4.5-5.6は最短1.36m。
 私は望遠ズームをマクロっぽく使うことが多いから期待しちゃうぞ―、っと。

 どうせコシナだから逆光にめちゃくちゃ弱いとかありそうだけど、DA40mmF2.8XSにステップアップリング経由で使うべく買った52mmのフードがある。

 と思ったら、現地で露出がおかしいのに気付いて、よく見たら絞りに油ついててちゃんと動かないでやんの。開放なら使えるけど。
 PENTAXの古レンズを漁ってた頃は、絞りがダメになってるのに当たったことがなかったもんで、ジャンク屋で簡易チェックする項目に絞りが入ってないや。

 ミノルタ100-200mmF4.5より少し重くて大きい、フードの逆付もできないし、直進式ズームで下向けたら自重で伸びる、といったあたりが弱点かな。
 直進式って、ちょっと中間域使いにくい気がするな……

 

 先にレンズについてレビューしちゃうと、直進式に面食らいはしたけど、別に遠距離でも近接でも、良いとは言わんけど酷いというほどでもなく写るな、と。
 シャープにキリっと写ってる、とは到底いえんのだけど、何か突出して悪い点がある感じでもない。絞りがダメでオール開放でこれならまあまあ良い。
 最短が1.36m、花マクロに使うと半歩より少し、ちょっと上体を反らす程度に離れなきゃいけないことが多かったけど、許容範囲。1.9m最短とは写せるものが違った。

 暗いせいかAFが迷いまくって結局合わないことがあったり、MFが異様に使いづらかったりはした。
 これ絞りを清掃したりで修理できたら常用したいくらいだけど、しかし絞りは難しいか。壊すつもりでばらしてみようかなあ。

 

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 とりあえずテレ端で。案外シャープさとかには(600万画素のαSWEET DIGITALなら)問題なさそう。
 しかしAPS-Cだから周辺切られてるけど、結構見えてる周辺光量落ち。

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 ワイド端だと、周辺光量落ちが、ない……というか、薄く広範囲になってるかな? でもまあ別に問題があるほどではないか。

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 ひたち海浜公園で有名なネモフィラだけど、ちょっとここのやつは、イネ科っぽい雑草がずいぶん混ざっててイマイチ感が……

 ここからバラ園シリーズ。

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 ブラック・バカラなる黒バラロサ・カニーナは黒薔薇やなくて犬薔薇やで。

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 ハナムグリつきのジェームズ・ミッシェル。

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 ハンシート。こういう八重咲きになっちゃってない薔薇もいくつもあった。
 ちなみに八重咲きというのは、雄しべまで花弁になってしまってる変異で、ちゃんと花粉を作れないから株分けで育てるしかない、とのこと。今知った。

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 夜来香。
 山口淑子李香蘭
 しかし夜来香という名前の花もあるのに、薔薇の名前をかぶせちゃっていいのかしら。

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 イングリッド・バーグマンカサブランカ誰がために鐘は鳴る

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 カクテル。実に景気良く咲いていた。

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 チャールストン

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 プリンセス・マサコ。

 高校の時、学校から帰って駅を下りたら警官がうじゃうじゃいて、しかも近寄ってきて「手荷物検査させてくださーい」と(別に威圧的じゃなくむしろフレンドリーに)いってきて、何かと思ったら皇太子殿下と雅子さまが通るところだった。
 おかげでかなり近くでお顔を拝見できた。

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 そどおり姫。衣通姫のことかな。
 衣通姫はご近所さんなので、古事記日本書紀に出てくる人物の中では馴染み深い。

 この後しばらく、花博のパビリオン廃墟をうろうろ。70-210mmじゃ撮りづらいので写真は別のカメラで撮ってた。
 今なお少しずつ取り壊されるパビリオンが増え、この国の展示があったと示すパネルだけが残った空き地が多かった。ネパールとかが比較的よく残ってるんだけど。

 ここから、咲くやこの花館に入る。
 90年の花博でも入ったことあったと思うけど、もう覚えてないなあ。27年前じゃな。

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 オオオニバスだ。本当に子供乗れるかは知らない。無理な気がするが。

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 パピルス(カミガヤツリ)。こんな植物なのか。
 いっぱい出てる細い葉っぱじゃなくて、茎の方の髄を使って紙にするらしい。

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 蓮がいろいろ花を咲かせていた。泥沼に咲く白蓮華の美しさ。

 最後の薄青色は熱帯スイレン(ニンファエア・ギガンティア)とあったけど、他はちょっとわからなかった。

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 この花だけ草みたいなのは一体。ケンペリア・ロツンダという。

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 ハイビスカス園があった。

 アーケード版アイマスでとりあえず装備させがちなヘアアクセサリーだった。

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 ラフレシアの標本。

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 テイキンザクラ
 桜っぽい形の花をつけるけど、サクラはバラ亜綱バラバラ科モモ亜科スモモ属。テイキンザクラバラ亜綱トウダイグサトウダイグサ科ナンヨウアブラギリ属で別に近くもないようだ。
 でもなんだか私好みの花だった。愛らしい。

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 ヒスイカズラ。なかなかないカラーリングと、よく見たらかなり奇妙な形の花。
 ポリネーター(花粉運ぶ動物)がコウモリだという珍しい生態のせいで絶滅しかけてるそう。生まれたときにはそれがよかったんだろうけれども。

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 アアソウカイ、というキョウチクトウ科の植物。
 珍妙な名前で、どこの国の言葉かと思ったけど日本語。亜阿相界と書いて、亜細亜と阿弗利加の境界にあるマダガスカル島原産だから、ってことで名付けられたそう。
 どうも私のような素人が地図見て言う分には、マダガスカル島は完全にアフリカに見えるのだけど、植生とかから見るとそうでもないのかな。

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 なんかサボテンの開花シーズンだったみたいで、ずいぶん咲いていた。これはユーフォルビア・ビグエリー。

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 ユーフォルビア・ミリー・スプレンディス。ハナキリンとも。

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 緋宝丸(ひぼうまる)。レブチア・クラインジアナ。

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 ここらは名前がわからんかったが、可憐なもんだね。

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 ザンセツソウ、というコケみたいにみっしり生えるやつ。一応そろそろ咲いてるシーズンらしいけど、原寸で写真見てもよくわからない。ちょっと黄色いのが出るらしいが。

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 大きな吹き抜けの展示エリアがあって、バラの品評会をやっていた。

 それから企画展として、ハワイの植物についてのパネルと、あるものは実物を添えて展示していた。
 これがなかなか見ごたえがある内容で、あの絶海の孤島に海流に乗って流れ着いて育った植物だとか、ハワイ固有の植物であるギンケンソウについてのかなり詳しい解説やら、面白くて読み込んでしまった。
 やっぱり入植以来かなり色々絶滅してたりするようで、もっとエコツーリズムとかを、と。もし行くことがあったら気をつけつつ色々見てみよう。